確認せずパンク修理すると大変なことに!? パンク時に危険なサインとは!
「ただ走っていただけなのにガタガタしてまっすぐ走らない...」
「ガレージに停めていたクルマ。朝出そうとしたらタイヤが潰れてる...」
その後タイヤをよく見ると釘が!刺さっているではありませんか。
...
なんてこと、経験したことがある人もいるはず。
真っ先に考えるのは、「パンク修理」だと思うのですが、
実はパンク修理には様々な条件があります。
それをしっかりと確認したうえで修理作業をしないと、更に深刻な事態を招く可能性があります!
今回は以前投稿した記事を一部改変しプレイバック。実際の状況での判断や処置をご覧ください。
以下は2023年3月9日の投稿記事を一部改変したものです。
パンク修理の可否には、様々な条件があります
「パンクしたので、とりあえず空気を入れて走って来た」
とおっしゃるお客様。とりあえず入庫し、タイヤを確認してみます。
現在装着中はブリヂストンのスタッドレスタイヤ「ブリザック VRX2」。
刺さっている異物を確認すると、修理可能な位置に金属片が刺さっていました。
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※修理可能な位置と修理不可能な位置についての解説:過去記事より
釘を発見!…しましたが、ここはタイヤのサイド付近。修理不可ゾーンなんです。
理由はタイヤが均等な重さで地面に接することができる部分は、真ん中の方に限られるからなんですよね〜。
これより外側は、横向きの力も強くかかるので、修理したとてうまく塞がらず、エア漏れや、最悪バーストの原因にもなりかねません。
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↑ふむふむ。では今回は修理可能位置ですから。早速修理しましょうよ!…とはまだいきません。
タイヤを横から見てみます。
釘が刺さっている箇所は設置面なのでサイドは関係ない!と思うかもしれませんが、よく見ると…
ロゴのあたりに外傷が…。謎の線が入っています。
タイヤの内側と外側で、色が違いますね。
そう、これが危険なサインなんですね。
基本的にこの時点でパンク修理作業は不可能と判断します。
なぜなら、タイヤをホイールから外していくと…
やっぱり。何かが沢山入っています(後ほど解説します)。
通常タイヤの中には空気しか入っていないのが当たり前ですから、これは内部の異常を示します。
異常がある場合はパンク修理は危険ですので行うことができません。
タイヤサイドの危険な線「引きずり痕」とは
さて、タイヤを取り外しました。
内部には謎の線の全貌が広がっています。
タイヤを構成するのは主にゴムと、コードと呼ばれるワイヤーです。パンクにより空気が完全に抜けた状態で少しでも走ると、タイヤがゴムを引きずりながら走ります。それによりゴムが削れ線が出来るんですね。この状態を「引きずり痕」と呼びます。
※空気がゼロ(潰れている)の状態で例えば100mでも走った場合は、基本的に内部損傷があると考えてOKです。修理は不可能となります。
削れたゴムは粉状になり、タイヤ内部に蓄積します。これが先ほどタイヤを外す時に見えた物体、粉です。
また、引きずり痕のあるタイヤはゴムの中に埋め込まれているコードが露出しているケースが大半です。これはタイヤが大きく劣化している証拠です。
コードが露出しているような状態はタイヤが剛性を保てておらず即交換しないで空気を入れると命の危険があります。走行した場合、タイヤが空気圧に負けていきなりバーストしたり、そもそも空気を充填中にバーストしたり。実際に死亡事故も多く起きています。
全ては最初にタイヤサイドの薄い線「引きずり痕」を発見できるかどうかです。少しでもおかしいと思ったら、無理に空気は入れず、ロードサービス等をご利用いただき、安全にご来店ください!
修理不可→新品交換に!
引きずり痕の危険性はご理解いただけましたでしょうか。
ということで現在装着中と同じタイヤ、ブリザックVRX2へ新品交換!
ホイールにも付着しているゴムの粉を綺麗にした後、サクッと作業していきます♪
元の手順で組み付けていき…
空気を入れます!
最後にバランス調整を行い、
適正トルクでお車に装着!
お客様がご無事で何よりでした!
ありがとうございました。




