サービス事例 / 2022年2月18日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

スズキ エブリイ DA17 車高調&4輪アライメント調整&ラテラルロッド取り付け&デフオイル交換☆PART③

【スズキ エブリイ メンテナンス商品 オイル関連 > ギヤオイル交換】
2022年2月18日

 

PART②からの続きです。

 

さてさて、当初のご希望の作業は終了しましたが、新車で

ご購入されて、現在の走行距離が約20000kmに到達目前

ということで、ご一緒にリアデフオイルの交換もおススメ

させて頂きました☆

実はエブリイやハイゼットなどの軽箱バンはエンジンが

車体の前側にあり、車を進ませる駆動輪はリアタイヤである

ものがかなり多いのです。

いわゆるF(フロントエンジン)R(リアアクセル)という

駆動方式になりまして、エンジンで発生した動力をプロペラ

シャフトを介してリアデフが左右のタイヤへ動力を配分しつつ

回転の差を打ち消す役割を担っているのです。

クルマが動く上でメインとなるギアが収まった部品で常に内部で

ギアが動いているため、保護・潤滑のための専用オイルが封入されて

います。

そして、走ればギアとギアが噛み合う際に発生する鉄粉がオイル内に

溜まっていきます。

走行距離2~4万kmほどで定期的な交換が必要なオイルなのですが、

それをご存じなく乗られているオーナー様はかなり多いのではないで

しょうか?

無論、今回のエブリイのオーナー様は重々ご存知で、自分がお勧めすると

「そろそろやるつもりだったから、一緒にやっといて!」

4と二つ返事でご用命頂きました☆

 

 

抜けてくるオイルは、まだ低走行のお車なので

そこまで汚れは出ておりません。

でも、鉄粉がオイル内に目に見えて浮遊してる状態

だと、既にギアの噛み合いの妨げになっているという事

なので、キレイな状態で初回交換してあげて悪いことは

何一つありません!!

 

 

そして、今回自分がおススメさせて頂いたのがコチラ!

A.S.H PSEギア 75W-90

当店でのメンテ系ギアオイルはコレ一択でございます!!!

鉱物油とエステルを配合して精製された「部分エステル化学合成油」

というカテゴリーに当たります。

100%合成油よりコストを抑えつつも、既に廃止となったAPI規格

のGL-6にも匹敵する極圧性能を有しており、低温時から高温時まで

油膜を切らさないので、ギアの保護性能は非常に高いオイルです!

なので、今回のように新車に近い状態からお使い頂ければギアの

状態を良好に保てますよ~♪

 

 

そして最後に車内のエアコンのフィルターも交換します!

コチラは走行1万kmごとの交換がお勧めなので、もう

頃合いですね。

交換致しますのはコチラ!

BOSCH アエリストエコ AE-S06

不織布と活性炭が一体化しているので、高い除塵作用と

消臭・抗菌作用も備えたエアコンフィルタ―です☆

 

 

左が装着されていたフィルターです。

うっすらと中心部分が黒ずんでいるのが見て取れます。

 

 

純正品は元は真っ白な不織布なので、黒く見えるのは

塵やホコリが目詰まりしたものです。

 

 

ハイ!これにて全ての作業が終了となります!!

2日間お車をお預かりさせて頂いてのお承りでした。

お時間を頂き、誠に有難うございます<m(__)m>

カテゴリ:メンテナンス オイル 

担当者:登坂

スズキ エブリイ DA17 車高調&4輪アライメント調整&ラテラルロッド取り付け&デフオイル交換☆PART②

【スズキ エブリイ その他 タイヤ・ホイール関連 > 4輪トータルアライメント調整】
2022年2月18日

 

ハイ!足が組み終わりまして、ラテラルロッドによる

リアタイヤの出面合わせ、試乗による異音チェック、

車高の調整が完了しましたので、走りの最終仕上げ

4輪アライメント調整

を実施してまいりま~す!

 

 

結局車高はフロントは5cm近く下がったんで、左右共に

進行方向に対して外側にタイヤが向く「トーアウト」状態

が凄まじいことに!!

リア側が出面ありきで合わせたにもかかわらず、左右の

「トー」の差が小さかったので、ソコは一安心です♪

 

 

調整はコチラのタイロッドと言う部分で

ナットによるロックを外し、ねじ山が切ってある

ロッドを回転させて行います。

 

 

ハイ!フロントの数値はなかなかいー感じに

揃いましたね☆

 

 

で、今回は割とガッツリ車高が下がったのと、調整方法が

失礼ながらアナログな感じだったので、ヘッドライトの

光軸もチョチョイと調整します♪

黒いボードにライトを照射し、上辺にマスキングテープで

印をつけます。

 

 

今回は車高が下がったことによって照射角度が下がって

しまったものをチョットだけ上げる形です。

黄色く〇を付けた部分が上下の角度調整部なので、この

六角ネジを半時計周りに回すと光軸が上を向きます。

車体内側の調整部は左右になるので、今回は一切さわり

ません。

 

 

どちらも半時計周りに1回転させて、ご覧の通りの

照射位置の変化がありました。

余り上向きにしすぎると対向車に喧嘩を売って(笑)

しまいますので、控えめに・・・

 

 

コレで足回り関連の作業は完了です☆

アライメント後の試走も問題ナシ♪

減衰は標準よりも若干固めの8段戻し!

車高は気持ーちフロント下がりにセッティングしました!!

 

 

まだ、車高を下げる余地は若干残ってますが、

タイヤとフェンダーのクリアランスは大体自分の

指2本分ほど・・・

だいぶ引き締まったんではないでしょうか♪

 

 

で、ここからはPART③に続きま~す☆

カテゴリ:足回り交換 用品取付 アライメント 

担当者:登坂

スズキ エブリイ DA17 車高調&4輪アライメント調整&ラテラルロッド取り付け&デフオイル交換☆PART①

【スズキ エブリイ その他 パーツ取付 > サスペンション取付】
2022年2月18日

 

足回り交換のご相談に来られたエブリイのオーナー様、

よくよくお話を伺うと、自分が入社するよりずーーーっと

以前からタイヤ館をご利用頂いてるお方でした☆

更によくよく伺うと、今では他地区に異動してしまった

大先輩が担当させて頂いていたそうです☆

偶然にもそんなお話ができて、自分がお世話になった方の

引き継ぎができたみたいで、非常に光栄に思いますし、

何よりオーナー様にはまたタイヤ館をご利用頂きまして

誠に有難い限りでございます<m(__)m>

 

 

お取り付けさせて頂きますのはコチラ!

ブリッツ ZZ-R

幅広い車種に対応した、フルスペックお買い得

車高調KITです☆

それと、車高が変動することによって、リアの

ホーシングの位置も変わり、リアタイヤの左右の

出面を調整するための

RS-R 調整式ラテラルロッド

この2点が今回メインのパーツです☆

 

 

入庫時の真横からの感じ・・・

オーナー様のご希望は「イケイケ仕様」なのですが

ワタクシどものお承りスタンスとしては、車検基準値内

であるのは当然のことプラス、ブリッツの推奨車高から

逸脱した仕様にすることはできません!

フロントが4cmほど、リアで4.5cmほどダウンする予定

ですが、オーナー様のご要望はもうちょっと下げたい

ご様子・・・

「まぁ、任せるよ!!ヨロシク!!!」

と、仰っていただきました☆

 

 

足一式とラテラルロッドです。

ブリッツはリアのバンプラバーやスプリングラバー

もKITに入ってるので、底着きや異音対策も考えられて

るんですね♪

ただ、申し上げておかないといけないのは、純正の足と

比べれば、車高調KITは構成するパーツ点数が全然多い

調整機構を備えた競技用パーツになります。

色々と調整や分解ができるのがメリットですが、利点と

欠点は表裏一体で、純正品と比較して耐久性が落ちるのと、

部品点数が多い=ゆるみや音が生じやすいというデメリット

が出てきてしまいます。

走行性能重視のスポーツ志向のオーナー様と快適性重視の

ドレスアップ志向のオーナー様とで、車高調に対する認識は

結構食い違いがあるというのが経験に基づいた意見です。

コクピット麻生 百瀬店長の受け売りですが

「どんなに快適性を謳っても車高調は元は競技用パーツ」

メーカーの基準値を逸脱しない車高での施工も、耐久性を

著しく損なうのを防ぐためなんです。

今回は、オーナー様も色々といじくり倒されてる方(笑)なので

その辺はもう重々ご承知の上といった感じでした☆

 

 

と、前置きが長くなってしまいましたが、交換作業に

入って参ります。

コチラはリアのノーマル状態です。

 

 

コチラはショックとバネがはずれてバンプラバーを

交換するところです。

長さも形状もまるで違いますね!

 

 

あとは、ショックとスプリングを組んで、締め込みの

際にホーシングにウマを掛け、車重が足回りに掛かる

いわゆる「1G」状態にしてお取り付けします☆

 

 

ハイ!リアは作業終了です☆

 

 

お次はラテラルロッドの交換に着手します。

黄色の枠で囲んだパーツを交換します!

 

 

上が純正、下がRS-R製品です。

ターンバックルと言って両端に長さをロックする

ナットがあり、左右緩めてロッドを回転させると

長さが変わり、ホーシング自体が左右に動くことで

リアタイヤの出面が変動します。

 

 

とりあえずは、純正品と同じくらいの長さにして

車体に取り付けます。

コチラは最終的にタイヤを着け、接地させてから

出面を調整します。

 

 

では、続けてフロント側に着手しますよ~♪

 

 

フロントはリアよりラクチンです♪

先ほどと同様に1G」状態にして締め込みを

実施します!

 

 

ハイ!ピンボケになってしましましたが取り付け完了です☆

 

 

だいぶ長くなってきてしまいましたので、

PART②に続きま~す☆

カテゴリ:足回り交換 アライメント 

担当者:登坂

カレンダー

2022年 2
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728