「タイヤをぶつけてから動きが

おかしくなってしまって･･･」

とご相談を頂いたプリウスの

オーナー様。

拝見すると、一目で右フロント

タイヤの向きが外向きになって

しまっております！

アライメントがずれているのは

明白ですが、かなり大きな衝撃を

受けていることが予想されたので

まずは下回りをチェック･･･

同時に目見当で右のタイロッドを

回して、なんとなくタイヤの向き

は戻しておきます。

足回りの部品交換の必要があると

予想されましたが、現状で在庫は

ないため、お帰り頂くにはあまり

にも右フロントが「トーアウト」

で、走行に支障をきたす恐れが

あったためです。

 

 

タイヤ側面も損傷が見受けられた

ため、フロントタイヤは２本交換

ブリヂストン　ニューノ　195/65R15

今年モデルチェンジを果たした

ブリヂストンのベーシックタイヤ

です！

従来品と比較してウェット性能

８％向上☆

接地圧を分散化し、摩耗ライフ

も１４％向上しております!!

 

 

ホイールとバンパーの傷が痛々しい

ですが、お体は無事で何より･･･

 

 

と、タイヤだけ交換してとりあえずは

部品手配となるため他作業は後日･･･

 

ダメージが決定的だったのはコチラ

「右フロントロアアーム」　と

「ロアアームボールジョイント」

アームの変形は目視では判別は

出来ませんでしたが、下側から

強打した形跡があったので交換、

ボールジョイントは見るからに

ブーツが破れ、グリスが漏れて

しまっていたので交換の判断を

致しました。

アーム交換、ベアリングの圧入

などは提携工場での作業実施と

なります。

 

 

ハイ！無事交換が済んでお車が

戻って参りました☆

「ロアアーム」と

 

 

「ボールジョイント」が新品に

交換されております！

 

 

さぁ！あとは最終仕上げの

４輪アライメント調整

に着手致しますよ～♪

 

 

データはというと、一項目だけ

基準値を大きく逸脱してます！

左フロントの「キャスター」と

言って、横から見た際の前輪の

車軸の傾きを示す部分です。

衝撃を受けたのは右側なのですが

･･･

 

 

３０プリウスの調整可能箇所は

黄色く囲んだ部分の「タイロッド」

このナットを緩め、ロッドを回転

させることでフロントタイヤの

進行方向に対する角度が変動します

が、今回はキャスターの差が大きい

ので補正のための測定を普段より

１回多く実施しました。

 

 

ハイ！数値はキレイに揃いました☆

キャスターの数値がこんなに揃う

とは正直予想外でしたが（笑）

動作確認の試走も問題ナシです♪

完全復活できたんじゃないで

しょうか☆

 

 

バンパーの傷は今回は修理なさる

おつもりは無いとことですが、

当店では鈑金塗装のお承りも致して

おります。

車検証とお写真でのお見積りも可能

なので、お気軽にご相談下さい☆

カテゴリ：メンテナンス　アライメント　タイヤ　

担当者：登坂