スタッフ日記で履き替えについてお話させて頂きましたが

技術日記では「ホイールナット」について書きたいと思います！

まずはトヨタ純正で多く使用されている「平座ナット」（一部日産・三菱も）

真っ直ぐ伸びている部分がナットホールの中に入り込むのですが、キチンと

真っすぐ合わせないと入りません！先日プリウスのお客様がご自分で

ローテーションを行い「異音がする」との事で見てみると、ナットの位置が

合っておらず全く締まっていませんでした・・・ご自分で作業を行う方は

平座ナットに限らず十分にお気を付け下さい！

次は日本車だとホンダのみが使用している「球面ナット」！この球面ナットで

多いトラブルがスタッドレス用に購入したテーパーナットと球面ナットを逆に

付けてしまうパターン！パッと見はテーパーナットとそっくりで分かりづらい

ですが、お互いに逆に付けてしまうと面ではなく点で接触するのでちゃんと

トルクが掛からず非常に危険です！アルミホイールの中にはこの球面ナットに

対応したホイールもありますので、一度ご相談下さいね！

そして最後に一般的な「６０度テーパーナット」！純正・社外共に多く

使われているナットです。注意点としましては、スバル・スズキ純正の

テーパーナットは他のテーパーナットに比べてテーパーの部分が浅く

純正以外のアルミホイールに使用すると若干めり込み気味になり、当たり面に

傷が付いてしまいますので出来ればナットの交換を推奨致します。

最後にナット形状にも「袋ナット」と「貫通ナット」の２種類がありますが

貫通ナットの場合はハブボルトが露出する状態になり、海沿いなどの塩害を

受けやすい場所だとボルトのサビの原因にもなります！ホイールキャップ付きの

スチールホイールからアルミホイールに変更する場合は袋ナットにしましょうね！

この他にネジ山の規格も何種類かありますので、ご自分のお車に合ったナットが

分からない時はご来店頂ければ適切なナットをご案内致しますよ！

 

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担当者：川又