ハブボルトに潤滑剤はNG行為です！
今回は30アルファードのお客様から
タイヤ交換とアライメント調整を
ご用命頂きましたが、あれれ～
何だかおかしいぞぉ～？と某
少年探偵になってしまうお話です。
装着されていたタイヤは
割と新しめの「2021年製」、
ですが内側はかなりツルツルでした！
アルファードの車重を考えれば
ワイヤー露出待ったなし状態です！
色々な要因があり絶対ではないですが
アライメントのズレも原因の一つです。
そして履いていた銘柄が ”セダン用” と
いう事で全体的に両肩が減っています。
セダン用タイヤは背が低い車を想定しており
どちらかと言うと乗り心地重視のため
サイドが柔らかく、ミニバンやSUVに使用
すると車重や重心に負けて負担の掛かる
両肩が減ってしまう場合が多いですね。
お選び頂いたタイヤはブリヂストンの
お買い得ミニバンタイヤ「ルフトRVⅡ」！
リーズナブルながらミニバンの特性を
考えた非対称設計になっています！
サイズは「235/50R18」になります。
さて本題ですが、いざナットを締め付けて
いくと際限なく締まっていく・・・？
調べてみるとハブボルトとナットに
たっぷりと潤滑剤が塗られておりました！
基本的にハブボルト及びナットへの潤滑剤の
塗布はNGです！トルクを掛けた際に
締まり過ぎてオーバートルクになりますし、
逆に緩みの原因にもなります！しっかり
パーツクリーナー（ブレーキクリーナー）で
脱脂してやっと正常なトルクが掛かるように
なりました！DIYで履き替えを行っている
方はご注意下さいね！どうしてもサビなどで
ナットがスムーズに回らない、という場合は
ワイヤーブラシ等で掃除した後に、パーツ
クリーナーで削り粉を清掃しましょう。
タイヤを装着したらお客様ご希望の
アライメント調整に入ります！
30アルファードは前後トゥの
4箇所調整になります！
数値的には全体的に結構バラついており、
片減りの原因になるような数値でしたので
やはりやっておいて正解でした！
確かにボルトに潤滑剤を塗布すると
スルスル回るので気持ちいいん
ですけどね～・・・。重ね重ねには
なりますがDIY派の方々、ハブボルト及び
ナットには絶対に潤滑剤は塗らないよう
くれぐれもご注意下さい！この度は
ご利用誠にありがとうございました！
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担当者：せんべい
