サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

タイヤ交換と一緒に換えたい、「チューブレスバルブ」の重要性

2015年10月27日

パンクの原因でもっとも多いのは、タイヤトレッド面への釘やネジなどの「異物刺さり」ですが

それに次いで多いのが「チューブレスバルブの劣化によるエア漏れ」なんです。

タイヤがゴムなら、空気番係のチューブレスバルブもゴム製品。

同じように紫外線・気温湿度の変化・振動にさらされながらも、タイヤ内の空気圧を守っています。

ゴムは経年劣化で硬くなっていくのですが、タイヤの回転による振動は受け続けるので、放置すると"ヒビ"が生じ、

ひび割れにより裂けた部分が段々深くなっていくことによって、そのうち空気の漏れを引き起こします。

パンク点検したお店がタイヤ専門店でない場合、異物刺さりだと思いこみ、バルブによる空気漏れが発見できず、

パンク修理できるお店を転々とし、タイヤ館で漏れ部分を発見!なんてこともよくあります。

ただ、定期的にチューブレスバルブを交換している車では少ない事例ですので

タイヤ交換の際には一緒に交換をオススメします。

毎回、オススメオススメ言っている気がしますが、安全のためには本当に重要な部品なんです…。

チューブレスバルブには漏れを防ぐ空気弁「バルブコア」(虫と呼ばれることもあります)と、

蓋である「バルブキャップ」がついています。

当店では安全優先のため、一番重要なバルブコアは太平洋工業(パシフィック)製の耐熱タイプを常備。

バルブキャップはエア漏れ防止パッキン付きの物を使っていますが、

キャップの裏側にこのパッキンがあるかないかで、内部異常でエア漏れが生じた場合の

漏れる量が大きく変わってきますので、意外と侮れません!

なので無料の空気圧点検作業の際にも、パッキンなしのバルブキャップを発見した場合、

なんとこのキャップもパッキン付きの物に無料で交換!!

これでできるだけ空気漏れの原因を取り除き、お客様の安全を優先しています。

パッキンあり、なしの物に関しての判別は付属の画像をご参照ください。

画像左から

パッキンなしの樹脂キャップ→当店仕様のパッキン付き(樹脂→チッ素充填時用→アルミホイール用2種)

画像上、2個並んだ部品が「バルブコア」です。

担当者:岡島