TOYOTA VOXY ZRR70 車検整備&エアコン・エバポレーター洗浄&オイル交換☆
もうご担当させて頂いて10年ほど
お世話になっているオーナー様で
複数台お持ちのうち、ご家族使用
のお車です☆
今回は車検整備でのご入庫です!
走行距離はご覧の通り、距離は他の
お車もそうですがあまり乗られては
らっしゃらないです。
なので、そんなに傷んでる箇所は
少ないだろうと思いつつ、下回りを
点検・・・
やはり大きな損傷は見受けられません
でしたが、強いて言えばコレ。
ご覧のパーツは
「スタビライザーリンクロッド」 と
言いまして、フロントサスペンション
と「スタビライザー」を繋ぐ部品で、
ゴムブッシュが破れ、内部のグリス
が漏れてしまっています。
「スタビライザー」の役割は車の
横方向に対する安定性の向上です。
左右のサスペンションを繋ぎ、荷重
移動によって車体が沈み過ぎるのを
防ぐ働きを担ってます。
その負荷は当然の如くリンクロッド
にも蓄積され今回のようにブッシュ
の破れ、果ては内部構造の破損に
繋がってしまいます。
保安部品に該当するため、車検整備
と共に交換するケースは多いです。
うん!新品はピカピカですね♪
経年劣化による部分も大きいので、
今回は左右共に交換となりました。
続けて着手しますのはエアコン関連
の作業です。
これまではエアコンフィルター交換
だけを定期的にされていたとの事
ですが、今回は洗浄作業もご一緒
に実施させて頂きます☆
2022年度より新設されたメニューの
WURTH(ウルト)エバポレーター洗浄
をお承り致しました。
エバポレーターとは冷房使用時に
エアコンガスによって冷たい空気
を作り出す部分です。
部品本体がキンキンに冷えるため、
空気中の水分が付着、結露します。
そこに埃が付着し、汚れることで
カビが生えたり異臭が発生する原因
となってしまいす。
ココを専用の機材で洗浄するという
作業です。
施工にあたって、エバポレーターに
直接薬剤を噴霧する作業なので、
噴霧器とLEDライトが一体化した
マイクロスコープを通す道を確保
しないとイケマセン。
グローブBOXとエアコンフィルター
も外します。
また、車種にもよりますが、ブロアー
ファンも外すため、助手席下側の
キックパネルも外します。
ブロアーファンが外れました。
これを機にエアガンで埃を飛ばして
おきます。
ハイ!出てきました☆
コチラがカメラ&モニター付きの
洗浄剤噴霧装置でございます!!
洗浄工程は2段階。
まずはコチラの「洗浄剤」を
セッティング。
カメラを内部に進入させてモニター
にエバポレーターが映し出されたら
薬剤を噴霧します。
エアと共に薬剤を使い切るまで噴霧
し続けます。3分程でしょうか。
薬剤は下側の水抜きドレンから排水
されます。
次に「除菌消臭剤」に付け替えて
同様に噴霧します。
その後、ファンなどを戻しエンジンを
かけてA/CはOFFで送風のみで約15分
ほど乾燥させます。
後は最後にエアコンフィルターを
交換します。
BOSCH アエリストエコ AE-T07
活性炭入りの不織布フィルターで
集塵作用はもちろん、脱臭・除菌
機能も備えた商品です!
せっかくエバポレーターがキレイ
になってるんで、同時交換実施が
おススメですよ♪
それと、忘れちゃいけないメンテ
の基本、エンジンオイルも交換!!
距離は伸びないので、お買い得
オイル エコグリーン 5W-30
を使用します。
オイル抜き取り中です。。。
エアコンフィルター新旧比較。
距離は乗られてませんが、前回の
交換から4年ほど経過してました。
全体的にすすけて見えますね。
埃の目詰まりはモチロンありません
が、推奨交換サイクルは1年に1回
これで車内の空気の流れの経路は
リフレッシュですね♪
コレで今回の車検整備は完了です☆
オーナー様はそろそろお車の代替え
もご検討中とのことですが、距離的
には、まだまだこれからの状態です
ので、メンテナンスのお手伝いは
いつでも大歓迎でございます☆
カテゴリ:車検 エアコン・エバポレーター洗浄 メンテナンス
担当者:登坂