怖い思い出
それは、私が広島から九州に出て来て一週間も
たたない、気持ちのいい天気の日でした。
当時私は単車に乗ってて、知らない道をツーリングするのが好きで
九州の道を走るのを、ワクワクしていました。
太宰府から一時間くらい走った時、後ろから白い車がだんだんと
車間をつめて来るのに気づきました。
あおられるのも嫌なのでスピードを上げると、その車もスピードを
上げるんです。ミラー越しに見ると、ほとんど車間距離は無くベタ付け状態。
なんか嫌な感じが漂った瞬間、その車が加速し、なんと真横にベタ付け。
窓は真っ黒で車内は見えません。
さすがに怖くなって、意味も分からず気持ちはなぜか、ごめんなさいって感じでした。
そんな幅寄せされた状態が続き、もう嫌だー!と思った、その時、目を疑う光景が・・・
助手席の窓が少し開き出て来た物が、な、なんとライフル銃の銃口なんです。
一瞬で、鳥肌+変な汗がどば~っと出てきて、ヘルメットの中で「マジでぇ~~」と、
叫んだ次の瞬間、
ダダダダダダダダダッと連射で銃撃。しかもかなりの至近距離です。
ほぼ全弾がヒット。
経験の無い方は、想像が付きにくいかもしれませんが、かなりの激痛です。射撃音からして、おそらくガス銃。
その直後車はいっきに加速し見えなくなりました。
あまりの怖さと驚きに、ハンドルを握る手はガクガク震えていました・・・
14年経った今でも、あの恐怖は忘れる事はできません。
窓ガラスから出て来た銃口は、おそらくAK-47。
見た瞬間、マシンガンと分かるだけあって、恐ろしさは半端なかったです(+o+)
担当者:武智