サービス事例 / 2021年12月25日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

スバル WRX STI VAB型 ミッション デフ オイル交換

【スバル WRX STI メンテナンス商品】
2021年12月25日

〇〇様、先日は当店でミッションとデフのオイル交換をしていただき、ありがとうございました!

その後クルマの調子はいかがですか?

 

 

今回作業したクルマは、『スバル WRX STI (VAB型)』になります。

以前当店で、足回りや各種部品の購入・お取り付けなどをさせて頂いているクルマです。相変わらずバリっと仕上がってますが、チョイチョイコーディネートしてますよね♪

 

今回は車検前という事で、ミッションオイルと前後のデファレンシャルギアオイルの交換したいという事で、ご来店いただきました。

 

使用するオイルは、足回りやボディー補強パーツなどで有名な『CUSCO(クスコ)』のギアオイルを使いました。

 

 

左がミッションのオイル『CUSCO ミッションオイル 75W-85』。右が『CUSCO LSDオイル 80W-90』です。

 

ミッションオイルは、高品質ベースオイルにより、ミッション専用に開発して摩耗調整剤(FM剤)が、シフトフィーリングの向上とモータースポーツでの激しいシフトワークでも油膜を保持し、シンクロ機構を保護します。

 

LSDオイルは、純度の高いベースオイルを使用し、それに摩耗調整剤を加えることで後輪駆動車・4WDのリヤデフに最適なオイルです。

 

このクルマは、4WD車なので前輪と後輪にエンジンからのパワーを伝えるデファレンシャルギアが搭載されています。

 

他にも、レガシィやフォレスター、インプレッサ、レヴォーグも同じ駆動方式を採用しているクルマは、みんな同じ格好になってます。

 

このミッションとデファレンシャルギア(←長いので『デフ』と呼びます)を潤滑しているオイルの交換を進めます。

 

まずは車両をリフトアップして、下回りを確認します。

 

VAB型のWRX STIは、フロントデフとミッションオイルは共用となっており、オイル注入口は一つですが排出口は2つあります。

 

まず先に『注入口のボルトを緩めます』!!

なぜなら、オイルを抜いた後に注入口が緩まなかったなど、トラブルがあった場合『走行不能』になってしまうからです。

 

注入口は問題なく緩んだので、ドレーンボルトを外して、オイルを抜きます。この時ミッション側のオイルはかなり勢いよく抜けてくるので、オイルがかからないように注意です!

 

このクルマは、購入後の1ヶ月点検の際にミッションオイル・デフオイルを一度交換しているので、そんなにひどい汚れではありませんでしたが、鉄粉はそれなりにマグネットにキャッチされていました。(うっかり写真撮り忘れますた…(T_T))

 

この時期のミッションオイルは、これでもか!!というくらい硬いので、バケツに湯煎して柔らかくしておきます。硬いオイルは、筋トレにはもってこいなんですけどね(^^)b

 

それぞれのボルトをキレイに清掃し、漏れ止めのパッキンを新品に交換したら、まずはドレンボルトを規定トルクで締めこみます。

 

続いて、注入口にハンドポンプを接続しギアオイルを注入していきます。

注入口からオイルが垂れてきたら注入完了なので、注入口の漏れ止めのパッキンを装着して、規定トルクで締めこんでフロントは作業完了となります。

 

 

続いてリヤデフのオイル交換にとりかかります。

 

リヤもオイルの交換の仕方はフロントと同じ。

注入口のセンサーハーネスを外し、24mmのディープソケットで緩めます。次に排出口のボルトを6面幅17mmのレンチなどで緩めて外し、オイルを抜きます。

 

抜き終わったら、それぞれのボルトをキレイに清掃し、漏れ止めのパッキンを新品に交換したら、まずはドレンボルトを規定トルクで締めこみます。

 

続いて、注入口にハンドポンプを接続しギアオイルを注入していきます。

注入口からオイルが溢れたら、適量と判断し注入口を締めます。

 

オイルはフロントミッション・デフに約4L、リヤデフに約1Lを使用しました。

 

〇〇様、今回もありがとうございました!

次回もお気軽にお問い合わせください♪

カテゴリ:ギアオイル交換 

担当者:さくらい