サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

TOYOTA  アルテッツァ GXE10 リアデフオイル交換 &4輪アライメント調整☆

【トヨタ アルテッツァ メンテナンス商品 オイル関連 > ギヤオイル交換】
2024年3月8日

 

クラッシュにより左前方より衝撃を

受けてしまったお車です。

とにかく真直ぐ走るようにして

欲しいとのご依頼を頂きました。

 

 

さっそく測定・・・おっとぉ!

↓が出るということは(汗)

 

 

あー、やっぱりですねぇ・・・

フロントトーの数値がエグイ事に!

そりゃあ真っ直ぐ走りませんわな。

どこまで戻せることやら(恐)

部品の歪みが無いことを祈るのみ!

 

 

調整はリアから着手します。

黄色で囲んだ部分がキャンバー

(接地角)を調整するための

偏芯カムです。

 

 

コチラはトー(進行方向に対して

の角度)を調整するカムです。

ある程度は揃いましたが、左側の

キャンバーは基準値まで戻せません

でした・・・

部品やボディの歪みが出てる事は

間違いありませんが、オーナー様の

ご希望は何とかアライメント調整

のみで済まされたいとの事…

責任は持てませんが、やるだけ

やらせて頂きますよ!(笑)

 

 

リアがきまったら、フロントに着手

します。

黄色く囲んだ部品が「キャンバー」

(接地角)になります。

 

 

コチラは「タイロッド」といって

進行方向に対する角度の調整を

実施する部品でございます。

 

 

ハイ!調整完了です☆

最初の状態からすると、かなり改善

は出来たんでは無いでしょうか♪

 

 

続けて、今回はデフオイルの交換も

実施させて頂きます!

トータルの走行距離は10万kmを

超えております。

オーナー様がお乗りになられて初の

デフオイル交換となります。

 

 

外した下側のドレンボルトです。

鉄粉を吸着するためのマグネット

が付いてますが、ヘドロ状の鉄粉

がベットリ・・・

 

 

これこそがギアが摩耗した証です!

リアデフの役割はエンジンで発生

させた動力をプロペラシャフトを

介して駆動輪に伝えるのが1つ。

なおかつ車が曲がる際に内輪差と

言ってコーナーの内と外とで必ず

生じる左右のタイヤの回転数の差

を打ち消しながら動力を配分する

というのがもう1つ。

つまり、FR車が走行する上で必要

不可欠な無くてはならない極めて

重要な部品であると言えます!

 

 

しっかりとスラッジをクリーニング

し、パッキンも交換致します。

 

 

今回交換致しますオイルはコチラ!

A.S.H  PSEギア 80W-90

鉱物油とエステルをブレンドし、

「部分エステル化学合成油」

というカテゴリーに当たります。

100%合成油よりコストを抑え

つつも既に廃止となったAPI

規格のGL-6にも匹敵する極圧

性能を有しており、低温時から

高温時まで油膜を切らさないので、

ギアの保護性能は非常に高いオイル

となっておりますです!

 

 

最後に挙動確認の試走をします。

数値はどーにかこーにか合わせ

られましたが、ソレはあくまで

数値上だけのハナシ…

走りに影響する要素は様々です。

走ったから解るというワケでは

ありませんですが走らないと全く

解りません!!

 

とりあえず、足回りからの異音は

無く、動きも60キロ走行では気に

なるところは無さそうですね☆

しかしながらフロントトーのズレ

幅からすると、個人的には一度

アーム類の交換を推奨致します。

タイヤ館 都筑インター

カテゴリ:アライメント メンテナンス ASH 

担当者:登坂

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