サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

トヨタ ハリアー ZSU60 バッテリー交換☆

【トヨタ ハリアー メンテナンス商品 パーツ取付 > 各種用品取付】
2021年11月16日

当店のHPをご覧いただきありがとうございます♪

 

今回は「トヨタ ハリアー」のバッテリー交換を行いました。

(お車の写真撮り損ねてしまいました。申し訳ございません!!)

今回はパンクでご来店頂き、その折、バッテリー点検をしました

ところ、顕著な劣化の兆候がみられましたので、急遽交換させて

頂く事となりました。

 

 

製造は2019年4月。新車装着のバッテリーで、いささか交換には

早い気も致しますが、60系ハリアーはアイドリングストップ車

2年余りで劣化が現れても全く不思議ではありません。

では、なぜアイドリングストップ車はバッテリーの劣化が早いのか・・・

一度停止したエンジンを再点火させるために大電流を瞬時にセルモーターへ

送る必要があります。そしてまた信号でエンジン停止。。。それを頻繁に

繰り返すことによってバッテリーに大きな負荷が掛かり続けるのが最大の

要因です!!

更には充電制御システムも併用している場合が多いため、従来の車と比較

して充電・放電のサイクルが目まぐるしく変わり、バッテリーに十分蓄電

出来ないという二重苦にさらされることに・・・(泣)

そのため、バッテリーメーカーも市販品の保証期間をアイドリングストップ

車と非装備車とで明確に分けており、おおよそ1/3ないし1/2程度短く設定

されているのが現状です。

 

今回のケースでは加えて気温が急激に低下し始めていることが、劣化の

後押しとなっていることが考えられます。

「冬はバッテリーにとっては過酷な環境」・・・などどよく言われますが

なんでなのでしょう??

一般的な普通自動車のバッテリーは12Vで、その内部は横に6層の

構造になってます。

その1層ごとにプラス極板とマイナス極板があり、それぞれの間に

セパレータという絶縁体が挟まれ、希硫酸(電解液)に浸った

状態になってます。

その電解液が端子の鉛と化学反応を起こして電気を発生させてます。

ですが、その化学反応の仕方と電気抵抗が温度によってかわってきます。

単純に温度が低い方が化学反応が弱く、電気抵抗は強くなるので、比例して

バッテリーの電圧が弱くなってしまうのです。

ちなみに一説では気温が20℃と0℃の状態では電気抵抗は20%程増加すると

言われています。

加えて冬場は気温の低下に伴い、ヒーターの使用や日照時間が短くなるため、

ヘッドライトを点ける時間も長くなります。

「電圧低下」「電装品の使用頻度増加」この2点が同時に起こるため、冬場は

バッテリー上りが急増するんです!!

 

 

今回ご購入いただいたバッテリーは、

昭和電工マテリアルズ エコロングセーブIS Q85/95D23L 

ブリヂストンと旧日立化成がタイアップしたオリジナルバッテリーです。

60ハリアーのバッテリー規格は「Q85」というアイドリングストップ車

専用バッテリーが装着されておりますので、同等製品での交換です。

大きさ的には非アイドリングストップ車用の「D23L」規格となり、

互換性があるんじゃないの??なんてお問い合わせを受けることが

ありますが、結論は「ダメ!絶体っっっ!!!」です(笑)

先に述べた通り、アイドリングストップ車のバッテリーは常に酷使

されているので、充電と放電の効率が非常に高いものとなっております。

なので、専用バッテリーでないと著しく寿命が短くなってしまうのです!

 

では、交換に取り掛かりま~す☆

 

 

プラス端子を車体金属部や、工具と接触させるとスパークして

火花が飛びます(何よりお車側の電装関係に悪影響が出ます)ので

ウェスで包んで、万が一の事が無いように気を付けながらNEWバッテリー

を取り付けます!

 

 

あとはステーを戻して作業終了です。

 

近年のバッテリーはメンテナンスフリーと言って電解液の

補水は必要ありません。電圧も12.5Vを切らないうちは、性能の

低下が非常に体感しづらくなってます。

ですが内部の極板は2~3年で劣化は必ず進みます!

バッテリーが放電する際、内部で「硫酸鉛」という非伝導体が発生

します。そして、充電されるとともに電解液中に溶け込むような

サイクルになっているのですが、放電時間が長すぎたり、バッテリーも

充電能力が低下すると、発生した「硫酸鉛」がマイナス極板にドンドン

付着してしまい、非伝導体故に通電の妨げとなってしまうのです。

この現象を「サルフェーション」と言いまして、進行すれば充電・

放電・蓄電すべての性能が低下し使用不能となります。

また、内部でサルフェーションが進行していると、必ずしもイコール

ではありませんが、バッテリー端子に青白い粉が付着している事が

多いです。

メカニズムは異なりますが、内部の電解液が漏れたり、気化したりして

端子の鉛を侵食して出てくる粉はやはり「硫酸鉛」で、端子の通電の

妨げになります。

なので、「粉吹いてるバッテリーは要注意」です!!!

当店ではバッテリーの点検は随時無料にてお承り致しております☆

ここ2年以上交換された覚えのない方は是非お気軽にスタッフまで♪

 

 

 

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タイヤ館浜川崎 TEL:044-329-5030

 

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カテゴリ:バッテリー メンテナンス 

担当者:スタッフ一同

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