★☆調整できるものは、アラゴスタでも調整しないと最悪です!!その1☆★
こんにちは。
小学校に入学した娘が、遠足の内容の紙をもってきて読んでいたら、『おやつは、食べられるだけ』と書いてあり、
カミさんに『おやつは、¥500以内だろーーーーーっ!!』と激怒したのは、ボクです。
さて、いろんなことをシコシコやっておりますが、こんなことがありました。
『車高調を入れたのですが、すごく乗り心地が悪く、見てもらえませんか?』とのこと。
クルマは、レクサスSC430。う~ん、ボクには無縁な高級車です。
クルマの素性は、とてもいいのはわかっておりますし、おかしな車高調でも入っているのかと思いきや
『アラゴスタのタイプP(プレミアム)です。』とお客様はおっしゃいます。
全くおかしな車高調どころか、ボクがいままで絶賛し続けたあのアラゴスタ。どんなクルマにつけても
笑っちゃうくらい調子が良いあのアラゴ。それが乗り心地が悪いだなんてアナタ!!
あるわけないと思いつつも一緒に試乗させていただくと、今までのアラゴと全く異質な不快感。
某車高調メーカーを髣髴とさせるフロントだけビョコビョコとはねて粘りが無く、
リアタイヤを支点に車体が動いている違和感。ゆれだしたら止まらない落ち着きのなさ。
ホント最悪の状態でしたので、『ホントにアラゴスタですか?』と2度聞きしたほどです。
お客様は、ずーっと憧れていた念願のSC430には、やっぱり上等な車高調を!!と思い、
アラゴスタをチョイスしたそうなのですが、お客様自身はじめて体験する車高調とは、こんなものか?!と
思い、『もっと高い車高調じゃないとダメなのでしょうか?』とボクに聞く。
いや、こんなもんじゃない!もっとSCらしい高級感あふれるイイ走りが出来るはず!!!
お客様に取り付けた状況を聞いてみると、確かに金額は安いらしいが、全くセッティングなどを
とっていない模様。しかも見た目にかなり雑!!アライメントも考え無しのデータ。
これでは、本来の性能も引き出せないし、かえってがっかりしてしまうのではないかなぁ。
安いといってもかなりの金額ですので、これで『こんなもんです。』と言われたらボクなら許せないかな。
お客様と話しをして『セッティングをお願いします!!』と依頼をうけた。
お客様の希望は『第三京浜で気持ちよく走れるように』とのこと。時間は、1週間も頂いたので
高速セッティングも御希望されました。やっぱり、速度域の違いで変わりますもんね!!
さてさて、まずは現状の把握から。各部の測定からすすめていきますが、ここでまず違和感。
フロントとリアの車高バランスが、なんだかおかしい感じです。タイヤをはずし、細部まで測定しますが
なんか違うんだよなぁ。メーカーのデータなんていつもは無視無視なのですが、自分で取り付けをしていないので
データシートと比較していきます。結論から言って、メーカーから部品が送られてくる⇒箱をあける⇒取り付ける⇒終了!!
なようです。い~ですなぁ。楽な仕事で。そんなのは、誰だって出来るんですよね~。知識が無くても。
そこからでしょ!!!プロの仕事は!!!ってことで、まずは車高の調整をちょこっと行い、前後の車高・バネレートのバランスを整え、
実走行と調整を繰り返し、うまいこと決まったところで、減衰力も細かく取っていきます。一般道・ワインディングは
バッチリ決まりました。あとは、おまちかねの『高速セッティングゥ~~~!!(古っ)』
第三京浜まで行き、常用速度域まで加速~巡航してみるとやっぱり、一般道では感じなかったところが感じられ、
パーキングに立ち寄っては調整、立ち寄っては調整をしてを繰り返し、やっべー!!カンペキかも!!!
最初に乗ったときのあのわけのわからない乗り心地や見た目は、全くありませんよ~!!
これぞ!!SC!!ってあんまり良く知りませんが、そんなしっとりと粘る高級感あふれるセッティングになっていると思います。
さ~、これから当店ご自慢の『3Dアライメント』となりますが、一旦、クルマをお返ししました。
理由は、また後日に
アディオーーーーース!!!
担当者:takeda