ハリアー 「ミッションフルード・CVTF交換」
#ハリアー #ZSU60W #ATF #CVTF #ミッションオイル
愛知県北名古屋市のブリヂストンタイヤショップ 「タイヤ館師勝」の
スタッフ岡島です!
過去の作業事例にも、たびたび出てくる”CVTF交換”
その過去記事へのアクセス数が密かに多いので、今回も・・・
トヨタ・ハリアー(ZSU60W) 「CVTF交換」ですよー
今回の車両はハリアー2.0ガソリン車
3ZR-FAEエンジンに付帯するミッション”SuperCVT-i”のフルード交換
なかなか 交換に対する意識や知名度が低いミッションオイル のお話です (´・ω・`)
ATF、CVTF、交換していますか?
車を走らせるために必要な、エンジンとミッション
その中でも”エンジンオイル”を定期的に交換しないといけないのはご存知ですよね。
では、ミッションオイルはどうでしょうか?
ミッションオイルも定期交換が推奨されていますが
無交換だからと言って、必ずミッションが壊れるというわけではありません。
ただ、交換しないことによってリスクが発生、またはその可能性があります。
例えば
・油膜切れなどにより高温になり、”ミッション故障の可能性”が高くなる
・オイルの汚れの癒着、性能低下から”変速ショックが大きくなる”場合がある
・オイルの劣化による潤滑力低下などによる”燃費の悪化”
などが挙げられますね。
ミッションオイルも放っておいた分、熱や鉄粉などで”真っ黒”になっていきますので
ATF・CVTF点検/交換に携わるたびに、交換の必要性を感じます (;´Д`)
車両に使用されるオイル
定期的な交換が必要な代表格である”エンジンオイル”以外にも
”ブレーキフルード”や、少し古い車ですと”パワーステアリングフルード”など
オイルの種類も色々ですが、これらも定期交換を推奨されています。
使用される場所により熱害による影響や、オイルに求められる性能は違いますが
機械に使用される限り、永久的に性能を維持できるオイルは基本的にはありません。
長く、ベストな状態を保ち続けるために、「オイルの定期交換」を!
それでは、点検・交換編です (´ω`)
交換場所の”オイルパン”はアンダーカバーの下
最近の車では、見慣れたアンダーカバー。
車体下を通る気流を制御・安定させ燃費に貢献のためには
もはや欠かせない部品となっているため、多くの車種に採用されていますね。
エンジンオイル交換や、ミッションフルード交換作業などの整備となると
このアンダーカバーを外さないといけないため、少し時間が掛かります (;´Д`)
60ハリアーの場合
六角10mm頭のボルト×4本と、樹脂クリップ8ヶ所
左右タイヤ前の整流版と共締めのスクリュービス2本を外します。
ATF/CVTFチェンジャーを接続するのはココ!
アンダーカバーを取り外すと、ミッション側のオイルパン(オイル溜めの皿)が見えます。
こちらから見て左側(運転席側)のオイルパンは、エンジンオイル側。
こう見ると、ミッション側のオイルパンのみアンダーカバーで塞がれているのは
エンジンオイルとミッションフルードの抜き間違いを防ぐ効果もありますね (´ω`)
ミッション側のオイルドレンボルトは2つ付いていますが
今回は点検と循環交換のため、「CHECK」と刻印されたドレンボルトを外し
ATF/CVTFチェンジャーのホースを繋げます。
これで準備は終わりです (・ω・)
まずは、テスターによる点検をします
当店のATF/CVTFチェンジャーは、オイルの状態を点検する
フルードチェック機能も備えていますので、まずは点検してみます。
点検が終わると、テスターからは音声にて
”「イエローゾーン」です。定期交換時期を迎えております”
と、現在のCVTFの状態を伝えてくれます。 こちらはいわゆる”注意”判定ですね
今回は、1年 15,000km毎にCVTフルードを交換している車両なので
フルード自体の色は、そんなに黒くなっていません。
走行距離は前回から15,000kmを少し過ぎているので
このままCVTF交換させて頂きました。
エンジンオイルと違い、CVTFのほとんどは”循環交換”となります。
ミッションに必要な量は2L~4L程度ですが
現在のミッション内部の汚れ・フルードの状態などを加味して
交換には、4L~10Lの油量が必要となります。
当車両では汚れも少ないため、新油のCVTフルードを8L使用しました
エンジンを掛けながらフルードがミッション内を循環している状態で
少量ずつオイルを入れ替えていきます。
交換後は、再度フルードの状態を確認!
”グリーンゾーンです”
”フルードの状態は「良好」です”
”今後も、定期的なフルードの交換をお勧めします”
という、チェンジャーからの音声と共に、チェックランプが良好を表す「緑色」に点灯。
ミッション内部も含めてキレイになった証拠ですね (・∀・)
これでまたしばらく大丈夫です!
15,000kmという走行距離でも大きな汚れが出ていないという事は
ミッション内部もかなりきれいな状態だと思われるので
これからも長く維持したいですね!(´∀`)
みなさまも、お車のミッションオイル・ATF・CVTFの交換は定期的に!
トヨタ SuperCVT-iのフルード交換はタイヤ館師勝にお任せください! (`・ω・´)
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カテゴリ:メンテナンス関連
担当者:岡島