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【コラム】タイヤとブレーキの関連性のお話

2024年1月29日

「ブレーキの効きを良くしたい!」というご相談、とても多いです(σ゚∀゚)σ

 

しかしいざタイヤを見てみるとミゾが少なかったり、経年劣化でヒビが入っていたり、コスパ重視のタイヤを履いているというような場合があり、そんなときには『ブレーキを効かせたいなら、まずタイヤ交換をしましょう!』とオススメしています。

 

ブレーキの話をしているのに、なんでタイヤ??という話になりますが、

“タイヤ”“ブレーキ”

これらはそんなに関係無いように見えて実は密接に関係しているんですね(σ゚д゚)σ

↑の写真で説明すると、このディスクブレーキの仕組みはドライバーがブレーキペダルを踏みこんだとき

“タイヤと一緒に回転する青矢印の円盤(ブレーキローター)を、黄色丸のブレーキキャリパーの中に内蔵されたブレーキパッドで挟み込む力が発生することでその摩擦力で止める”

という原理になっています。

 

そう、大まかに言えばブレーキというのは“車を止める装置”というよりは“タイヤの回転を止める装置”なんですね( ゚_ゝ゚)ノ

 

 

「うーん?じゃあ結局ブレーキを良く効かせればしっかり止まるんじゃないの?」 

 

というお話になりますが、大事なのは“ブレーキ時、タイヤが路面に食い込んでグッと踏ん張ってもらわないとブレーキは効かない”ということなんです(σ゚д゚)σ

 

 

地面に食い込み、踏ん張りながら転がるタイヤをブレーキシステムで止めようとするから車両の速度が落ちるんですね~( ゚д゚)

仮にブレーキパッドやブレーキローターを強化してブレーキの性能を上げた場合ですが、

その際はもちろんタイヤの回転を止める力はとても増えます(`・д・´)g パワー!ヤー!

が、

“タイヤのミゾが少ない(地面に食い込む為のゴムの厚みの余裕が無くてカチコチ)

 

“タイヤが劣化してひび割れしている(路面に食い込んで踏ん張る為の、ゴムの柔らかさの余裕が無い)

 

“性能の低いタイヤが付いている(単純にブレーキの性能に対してタイヤが路面に食いつく性能が低い)

 

などという状況ですとタイヤが路面に食い込んで回転しながら踏ん張ることできず、最悪の場合はタイヤが路面に対して踏ん張る摩擦力よりブレーキシステムのタイヤの回転を止める摩擦力が上回っているせいで車体が慣性の力で動いているのタイヤの回転がビタッと止まって路面を滑って進んでいってしまうという、いわゆる『ブレーキがロックする』という最悪の状態になります。

 

 

タイヤは転がらないとハンドル操作を受け付けない為、仮に道路で何か避けようと急ブレーキを踏んでフロントブレーキがロックしてタイヤが滑っている状態でハンドルを操作しようとしても車両は少しも曲がらず、そのまま真っ直ぐ対象物に突っ込みます((((;゚Д゚))))

 

 

ブレーキロックしたらブレーキペダルを踏む力を緩めてタイヤが転がるようにしてまたブレーキペダルを踏んでまたロックしたら緩めてまた踏んで、とするのが理想的ですが、慣れていない方が実際に急ブレーキが必要な状況になったらブレーキペダルを目いっぱい踏んだまま足がピーンと硬直し、ハンドルを操作しても車体が曲がらないことに絶望を感じながら突っ込むのが普通です(´・ω:;.:...

 

 

そうならない為に今の車はABS(アンチ ロック ブレーキシステム)が作動することで、目いっぱいブレーキペダルを踏んで足が硬直しても ロックしそうブレーキ緩める を自動制御してくれます。

急ブレーキ時にブレーキペダルに『ドガガガガッ!』って振動が来たらABSが作動している証拠で、そこがタイヤが踏ん張れる限界値ということ

 

そうやってABSが作動するとタイヤがロックせずに転がることができるので、タイヤを路面に食いつかせてハンドル操作を受け付けやすい状態にしてくれるんですね(σ゚д゚)σ  もちろん高性能なABS付いてるからといってもタイヤの性能が低ければ制動力は高まりません

 

 

タイヤにしっかりとした摩擦力があって路面にしっかり食い込んで転がりながら踏ん張ってくれるからブレーキが効くのであって、ブレーキシステムの性能だけ上げたとしてもタイヤの摩擦限界を超えてしまうと制動力のアップには全然貢献してくれないんですね(´・д・`)

 

 

逆にブレーキはなにも変えなくても性能の良いタイヤを新しく装着したお客様からは「コーナーはもちろん良いんだけど、なにより今までよりブレーキが効くようになった!」というお声をいただきますね(ノ゚∀゚)ノ

 

 

 

そして今の降雪時期のようにスタッドレスタイヤ(冬タイヤ)を装着している場合、雪上氷上の性能はもちろん高いですがハッキリ言って乾燥した路面や雨で濡れた路面の制動距離(ブレーキが効いてから停止するまでの距離)は長くなります

冬タイヤ夏タイヤより溝が深くて細かいサイプ(切れ込み)があってゴム自身もとても柔らかくてグニグニしている為に路面にガチっと食いついて踏ん張ることが苦手で、特性上 雨天時の水分を排出する性能も低いために摩擦力が低下して滑りやすいんですよね( ´・_・`)

 

法的に夏にスタッドレスタイヤを履いていても整備不良ではありませんので冬用タイヤとしての摩耗限界を迎えたスタッドレスタイヤを夏用タイヤとして履きつぶしで使用してもいいのですが、お車の運動性能を犠牲にしない夏タイヤを装着してあげたほうが全てにおいての安全性がより確保されるので降雪&凍結の時期以外はしっかり夏タイヤに交換することをオススメしたいところではあります(ノ゚∀゚)ノ 

 

 

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カテゴリ:コラム 豆知識 

担当者:やっち

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