アライメントってどんな事するの? 後編
いよいよ調整に入っていきます
調整はリアからフロントの流れで、トー、キャンバー、キャスターの3つがあり、お車によって調整可能な所は違います
ざっくりと輸入車、高級車、スポーツカーは調整ヶ所が多めのことが多いです
こういった 偏芯カムや
こういったナットやトルクスを緩めて回したりしていきます
データーが綺麗になった所で、キャスタースイングなどをしハンドルセンターの確認を取ります
最後に計測器を外し、増し締め確認後、試乗を行い走行異常がなければ作業終了となります
調整の個所、部品の固着具合、調整パーツの取り付け位置によって調整時間は変動します
測定+調整 がアライメントの作業時間となります
アライメントがきれいにとれている時と、とれていない時の違いとして
1 タイヤのザラザラした感じが少なくなりアクセルひと踏みでスーと車が動きます
2 ゴーッというロードノイズが少なくなります
3 ハンドルが軽くなります
4 接地面の違いからタイヤのグリップが上がります(特にスタットレスタイヤ等)
5 タイヤの片減りが少なくなりタイヤを長く使えます
6 最近の車に付いているサポート機能の、自動運転や自動ブレーキのセンサーやカメラが正しい位置で認識できるようにします
(アライメントがずれているとシステムがきちんと作動しないことがありますと、お車の説明書にも必ず記載されています)
7 カーブがハンドル一定でアクセルを使ったスムーズなカーブで走れます
8 ハブ ベアリング等の部品の過度な負担を軽減します
最後にアライメントがずれている原因として
1 年齢経過 部品のへたり
2 走行衝撃の蓄積
3 パンクやホイールヒットによる衝撃
4 修理部品交換
5 新車の初期ロット
があります
カテゴリ:アライメント調整
担当者:新郷
アライメントってどんな事するの? 前編
本日はアライメントの作業の流れを前編、後編に分けてご紹介します
1 空気圧調整 適正空気圧になっているか調整をかけます
2 アライメントテスター装着 各タイヤにレーザー計測器を取り付け、車種 型番 グレード等を入力します
3 ランアウト 車を前後に動かしてキャスター、トーの動きを読み込ませます
4 リフトをあげ水平を取ります
5 キャスタースイング タイヤを左右にきり、キャンバー、キャスターの動きを読み込ませます
6 測定終了 ここまでが測定作業です
測定器をつけたり、データー入力したり、車を動かしたりスムーズにいって約30-40分ぐらいを要します
後編はいよいよ調整作業になります
カテゴリ:アライメント調整
担当者:新郷