サービス事例 / 2021年6月26日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

◆タイヤの両肩減りと対策◆

2021年6月26日

今回はタイヤの『両肩減り』について、画像付きで出来るだけわかりやすくを心掛けてお話させていただきます^^;

 

それでは早速・・・

 

 

画像1

 

タイヤの中央と両肩部分が比較的均等な溝の深さでキレイな減り方をしていますね^^

 

この状態であれば取り急ぎ処置をしなくてはいけないという事はありません。

 

 

画像2

 

これが両肩減りをおこしてしまったタイヤです。

 

 

均等な減り方をしていればもう少し長く使えたかもしれませんね・・・

 

 

両肩減りを起こす要因はいろいろありますが、よく言われるのは空気圧不足です。

 

 

それではなぜ空気圧が少ないと両肩が減りやすくなってしまうのかを、タイヤのカットモデルを使ってご説明したいと思います。

 

 

 

画像3(空気圧が適正なタイヤ)

 

画像3のオレンジ色の線で示した様にタイヤの接地が均一です。

 

 

接地が均一になっていれば画像1の様に均一な減り方になります。

 

 

 

画像4(空気圧が低い場合)

 

空気圧が低い場合には、タイヤの形状が画像4のオレンジ色の線で示した様な形状になってしまいます。

 

 

実際は空気が入っているのでここまで極端な形状にはなりませんが、真ん中の接地圧が低くなった分タイヤの肩の方に負担が来てしまうので、両肩減りを起こしてしまいます。

 

 

また空気圧が適正でもタイヤが潰れてしまう状態(重い荷物を積んだ場合)にも両肩減りは起こりやすくなります。

 

 

 

◆『両肩減りの対策法』

 

 

1:空気圧のまめな点検

 

点検目安:普通の空気 月1回 / 窒素ガス:3ヵ月に1回

 

 

 

2:不要な荷物はおろしておく

 

 

 

3:必要に応じてタイヤのローテーションを行う

 

前輪はハンドルを切ったり、エンジンが載ってたりで特に両肩減りしやすいので、前後のタイヤを見比べて肩の減り方に差が出てきたと感じたら、前後入れ替えなどのローテーション作業をおすすめ致します。

 

 

 

今回は両肩減りに焦点を絞ってのネタでしたが、異常摩耗は他にもありますのでまたの機会という事で^^

 

 

 

タイヤ点検はいつでも無料のタイヤ館六日町にお任せくださいませ!!

 

 

 

担当者:山田