4輪ホイールアライメント 【3シリーズ】
2016年7月3日
BMWの3シリーズでアライメント調整作業になります。
症状としては車が左に流れやすいと言うもの。
別の国産車と乗り比べたときに症状に気が付いたとの事でした。
道路は中央を境に左に傾斜があるのである程度は左に流れてしまうのは正常と見れますが、お車によっては殆ど感じられないものから発現し易いものもありますので単に判断し難い症状の1つであります。
アライメントの測定の結果、左に流れに陥る要因として主だったキャスター角やキャンバー角と言われる角度に原因と思しい数値は見られませんでしたが、前輪のトゥイン過多と後輪のトゥアウトが確認できました。
トゥはタイヤの進行方向です。極端な数値になると直進性を損なったり、轍などの路面にステアリングが取られ易くなります。車の横流れなどの症状はアライメント数値以外でも要因となるものが多いので断定は出来るものではありませんが、前輪に限っては明らかな数値異常でしたので今回は4輪のトゥ調整を行なわせて頂き、様子見となりました。
調整によってドライブフィールに変化を感じて頂ける思います。
今回のお車はランフラットタイヤ装着車でパンクによる低空気圧の状態でも走行可能な機能を持ったタイヤです。タイヤの剛性が高いのでアライメントや路面の変化に対してデリケートなお車と言えます。
ランフラットタイヤ装着車以外でもBMWやメルセデス、アウディなどハイパフォーマンスな欧州セダンはタイヤの内減りが出やすいのでアライメント調整は定期的に行う事がお勧めです。
担当者:大山