登山 西穂~奥穂高 その4
北アルプスの3000m級の山岳エリアでは本来、いわゆる「夏登山」のピークはお盆までで8月末頃には本来登山者の数は減っていくのが普通なのですが。。
今年のお盆の時期はあまり天気が良くなかったのと、なにせ8月末の天気予報が良かったせいか前日にテントを設営した西穂山荘さんのスタッフの方も「今シーズンのなかでもトップクラスの人の数です」なんて言っていました。
私も入山前と初日の夜に都度、天気予報を確認していましたが・・・
当初の予報どおり雨が降りそうな気配は少なくともしばらくはなかったハズ・・・
それもあって極度の疲労困憊のなか・・・ 最低限の濡れたら低体温症になってしまうようなシュラなどだけをフライシートを被せたり、いくつかの装備は防水ケースにいれて就寝したのですが・・・
夜中になんどか寒さで起きた時も雨は降っていなかったのですが・・・
翌朝・・・ 顔に雨があたって目を覚ます・・・
「あ 雨ッ!!!!!」
前日の西穂~奥穂高のあまりの疲労感と体中の痛み・・
おまけにテントポールが壊れたことによってビバークせざるえなかったので体が全然休まっていなかった為・・・
しばし呆然となる。。
本来はテントポールが折れた前日の夜の時点で翌日以降のスケジュール変更をしっかりと考えておくべきだったのは百も承知だったのですが、昨晩の疲労困憊のなかではとてもそれを考えることはできませんでした。。
この時(入山3日目)も、当初の予定では早朝に北穂高へ。北穂高から大キレットをこえて南岳でテント設営という予定でしたが・・
テントが壊れた事・まさかの雨で大キレットは危険・体のダメージがでか過ぎる・・・ことなどからもあたまでは「下山しかないなぁ・・」というとこまではボ~っと考えることができていたのですが・・・
穂高山荘から上高地に下りるルートって・・・
北アルプスの穂高周辺のルートは地形図をみなくとも頭にははいっています。。
まずは・・・ ザイデングラードを経由して涸沢
涸沢から横尾~徳沢~上高地。。。
っでいったい今は何時なのかとその時点ではじめて時刻を確認・・・
もうam9:00前です・・・
穂高山荘はおおよそ標高3000mに位置します。。
上高地のバスの最終は18時。 いまからこの散らかって雨で濡れている装備を片付けてパッキングしなおすなんて「ありえない・・」って絶望感でしたが、もはやそんな事をいってられるほど時間がありません。。
体中が痛く・・歩くペースをあげられないこと・・・上高地までのなが~い距離を考えると・・
間に合わない可能性も充分にありますが・・・ その時は最悪、横尾か徳沢で宿泊も已む無しで泣く泣く歩き始めました。。
朝のひと降り以降は天気予報どおり天候は回復・・
涸沢カールはめちゃくちゃ景色が良かったのですが・・
そんな余裕なし。
しばらく歩いても全然ペースはあがらない・・・
本来は休憩なんかしている余裕はありませんでしたが「もうこれ以上歩けない・・・」
よく考えてみれば、昨日の行動中も時間におわれてろくに行動食もとっていなかった。。
そりゃエネルギーが出てくるはずありません。。
というか・・もはや20kg装備を背負ってたっていることすら無理な感じだったので・・・
とりあえず涸沢小屋でカレー&おはぎ&コーヒーをいただきます!!
ここで40分くらいの大休止とエネルギー補給をすませたことによって少しは回復したのですが・・ 「完全復活」とはいきはずもなく。。
が、とにかく進むしかありません。
ここからはいよいよ時間がやばくて・・ 写真はゼロ。。。
横尾からはほぼ走って上高地まで・・・
上高地すこしてまえでバスの最終18時は無情にも過ぎ・・・
のこす最後の希望は・・・ タクシー最終19時のみ!!
沢渡のゲートは20時で閉まってしまうので、これを逃すと今夜の宿を飛び込みで探すか・・ またしても野営するしかなくなります。。
上高地バスターミナルになんとか汗だくで19時に到着・・・
時を同じくして到着した二人組みの松本市在住の男性と乗り合いでタクシーに乗車できることができまして、沢渡の自分の車になんとか到着することができました。
が・・・
ご想像の通り、限界を越えきったからだは車を運転することすらきつかったのと、一刻も早くお風呂に入ってお酒をのみたかったので、松本駅周辺のビジネスホテルをかたっぱしからあたったのですが・・・
まさかの空きなし・・・
SAで仮眠しながら・・・ なんとか無事に翌朝6時ごろに自宅へ帰宅いたしました。。
横尾からの上高地までのダッシュ・・
よく考えてみれば過去にも一度経験してました。。。
「こんなに遠かったっけ???」といつも思います。
今回強く学んだことは・・・ 装備の軽量化はとっても大事。。。
今日はカネサカでした。
それではまたッ!!
担当:カネサカ




