登山 西穂高~奥穂高 その2
8/28(月)早朝。 いよいよ今回の縦走のなかでも最も危険なルート(西穂~奥穂高)であり・・20kg以上の装備を背負って行動時間も12時間越え。。という生死をかけた2日目の朝をむかえました。
本来は少しでも、行動時間・気持ちにもゆとりをもたせるためにam3:30にはテントの撤収を済ませ出発をしたかったのですが・・・
緊張のためか?少し寝坊して、結局出発はam4:15頃。。
これが後々ひびいてくることをこの時は知る由も無く・・・
西穂~奥穂高岳は国内最難関ルートであり、西穂山荘からだとどんなに装備を軽くしても行動時間は10時間以上。
ですから奥穂高岳をめざす登山者は皆、まだ日もあがらない暗いうちからヘッドライトを点け、その灯りをたよりにスタートします。
実は・・この時点で1日目に上高地河童橋や大正池なんかを散策して、無駄に体力を消耗させていたことを後悔していたりしてました。。 「装備が重い・・ 重さをズシ~ンと感じる・・・ 肩・腰痛い・・・」 「これ無理じゃない??」なんて想いが頭を巡っていました・・
まずは・・丸山・・・
まだ丸山・・・ つぎは西穂高独標をめざしますが・・・
この時点で空がほんのりと・・・
西穂高独標到着時にはもう明るくなってしまっています。。
ここからはいよいよ一瞬たりとも気が抜けないルートになります。
引き返す方も多く、緊張感が一層高まります。
11峰・・・
上って下って上って下って・・・まだまだ先はながいです。。
これから越えていかなくてはならない稜線に圧倒される。。
ここから危険に対する警戒レベルを一段階あげます。
ピラミッドピークをへて・・ よーやく西穂高岳のピーク。
ここまでも充分危険でしたが・・・
ここから先がまさに国内最難関ルートとなります。
はじめから西穂高主峰までという登山者が多く、かなりの登山者が引き返していきます・・
ここからはほとんどが二足歩行ではなく三点確保・・ この先のルートをみて「こりゃ無理だ・・」と引き返す方も・・
実は私も「引き返すならここしかないぞ!!」と自身に自問自答していました。
見てのとおりこっからさきにもエスケープルートなんて存在しません。西穂~奥穂のちょうど真ん中あたりに「天狗のコル」といわれるコルがあります。 天狗のコルより進んでいれば「進む」・天狗のコル手前なら来たルートをもどるそれしかないのです・・
そして私は・・・
進みました。 この時の判断が正しかったかは今でもよく考えてしまいます。
「え!?ここ?!無理!!!」なんてとこ連続です・・・
10分くらいおきに唾を飲み込めないほどに緊張でのどがカラカラになってました。。
こんなに75Lの重装備が体力だけでなく、恐怖心までも別物にするもんなんだと今回つくづく思い知らされました。
そして・・・
このあとすぐに「山・登山の恐ろしさ」をおもいしらされることになります・・・
わたしの先を行っていたパーティーのうち1人が、(このルート上では・・)なんてことのないコルで滑落しました・・・
県警のヘリの救助が終わるまで約40~50分程度の停滞をしました。
滑落した方はとうぜん血だらけで・・・ この先の、馬の背・ロバの耳・ジャンダルムなど、名だたる難所を越える時に、岩にへばりついて稜線特有の強風に耐えながら何度も「この滑落の光景」があたまをグルグルまわってました・・・
ちなみに自宅に帰ってスグにしらべましたが・・この方は命はとりとめたようで本当によかったです。
ここまでで全ルートの1/3くらい・・・
その3へつづく。。
今日は金坂でした。
それではまたッ!!
担当:金坂




