サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

マツダ MPV(LY3P) KYB NEW SR SPECIALショックアブソーバー交換

【マツダ MPV メンテナンス商品 パーツ取付 > 足回り関係取付】
2020年2月23日

みなさまこんにちは(^▽^)/

KYBのショックアブソーバー交換のご紹介です。

カヤバのNEW SR SPECIALです。いわずと知れたベストセラーで、純正の乗り心地を損なわずにお車をシャキッとさせたい方や、純正ショックの消耗交換等で人気のある商品です。

 KYBサイトはこちらhttp://www.kybclub.com/products/street/newsr/index.html

サイズは純正と同等ですが、ショックの減衰力は伸び縮みともに純正より若干高めてあります。

純正スプリングのまま乗り心地や車高を変化させたくない方やローダウンスプリングを使用していて乗り心地を改善させたい方にお勧めです。純正同等のハイクオリティかつ同形状の為、車検ももちろん適合します。

今回交換作業に入るのはマツダMPV(LY3P)。走行は8万キロ強で、全体的な乗り心地の悪化やフワフワ感、走行時の微細なギシギシ音の改善を目的に交換作業をご依頼いただきました。

今回はこちらの純正パーツ群も同時に交換します。

ショックアブソーバー単品のみではなく、関連する足回り構成部品のうち過走行によるブッシュ等の劣化が異音やふらつき、乗り心地の悪化につながっています。

交換はスプリングとショックに接合する部分の緩衝材であるラバーシートやマウント部等を交換します。

フロントはスプリングのアッパー及びロアーのラバーシート、アッパー部のマウント及びブラケット、ダストブーツとスラストベアリング。リアはショックとスプリングが別体式の為、ショックとシャーシをつなぐ部分のブッシュを交換します。

では作業に入ります。

車両より取り外した純正ショックとマウント部です。

左側がフロントで、ショックの中にある丸い輪っかのようなものがスプリングと接合する部分のラバーシートで、ダストブーツやアッパーマウントも新品に交換します。

右側がリアでショック上部のロッドに刺さっている黒い団子のようなものがシャーシとつながる部分のラバーマウントです。こちらも新品に交換します。

交換後です。こちらはリアです。

同様にフロント部です。

交換後にアライメント測定を行います。

各ホイールに測定器具を取付します。

クルマをロールバック及びキャスタースイングを行い測定します。

ショック交換後の測定データ。

赤丸はフロントのトー角です。左はトーアウトに右は大きくトーインに振れています。

青丸はリアのキャスター角。こちらは基準範囲内の誤差ですが左右差が気になります。

黄丸はリアのトー角。こちらも大きく走行に影響していなそうな数値ですが、調整します。

リアは青丸の偏心カムワッシャーを回転させてキャスター角を、赤丸は同じく回転させてトー角を調整します。

フロントはステアリングタイロッド部でトー角を調整します。

そして調整後のデータ。

それぞれ調整した部分は基準値ど真ん中の角度へ修正されました。車全体のゆがみを記すスラスト角も改善しました。

数値上は非常に綺麗なアライメント角になりましたが、実際に走行してハンドリングに不具合がないかを試走します。

では実走です!

走行テスト完了!

ショック交換前にも走行しており、交換前後を体感しましたが、まさに新車の乗り味といった感じです。

気になる異音は解消されており、乗り心地はヨーロッパ車のようなしっとりとしていて上質な乗り心地になりました。テストを忘れてずっと走りたくなるような衝動にも。

ショックのみ交換では味わえないしっとりシャキッと感はお車が一新した印象ですね。

再度各部チェックを行い作業完了。

この変化はきっとご満足ご満悦と思います。是非ドライブをお楽しみください。

本日はご利用誠にありがとうございました。

 

 

 

 

カテゴリ:足廻り アライメント 

担当者:白

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