インプレッサ WRX STI (GVB) ローテンプサーモ取付♪
今回は、スバル インプレッサWRX STI に
ZERO/SPORTSのクールサーモ(ローテンプサーモ)と
クールLLCⅡ(ロングライフクーラント)の交換です♪
前回のイベントで、プローバ オーリンズをお取付させて頂いたお客様です♪
その時の日記↓
https://www.taiyakan.co.jp/shop/122hatogaya/diary/423842/
サーキット走行時の水温が気になっての交換です。
エンジン下。ラジエーターのロアホース側にサーモスタッドはあります。
右が純正。左がZERO/SPORTS。
では、サーモスタッドのお話です♪
エンジンは内燃機なので爆発の力を利用して出力を得ます。
爆発ですから非常に高温になります。
理想は冷やさなくても大丈夫なことなのですが、
熱膨張や焼き付きなどの問題により、冷やす必要があります。
冷やすことによりエネルギー交換が行われ出力が低下します。
今の車の殆どは、水冷式と言われるもので、
エンジン内部に水の通り道を作り、エンジンの熱を吸収し、
車の前についているラジエーター(熱交換器)に通し、
走行風によって冷やされ、またエンジンへと戻っていくわけです。
最初はエンジンを温めるためにラジエーターには循環せず、
一定の温度になると、ラジエーターを通し冷却します。
それの温度を管理しているのがサーモスタッドです。
温度により弁が開くことで、ラジエーターに水を流す役割を持っています。
では、ローテンプサーモとは?
サーキット走行などの高負荷時は、発生する熱量も大きくなる為、
ラジエーターに流れる温度域を下げ、早い段階から冷却水を冷やし始める
働きを持たしてあります。
あまりにも低い温度から開いてしまうと、燃費の悪化や、出力低下にも
繋がるのでご注意ください。
因みに純正の開弁温度78℃からZERO/SPORTSは71℃での開弁となっています。
この少しが効果があり、弊害の少ない温度設定と思います。
サーモスタッドを交換すると、冷却水(LLC)がほぼ抜けてしまうので、
一緒にクールLLCでの交換になったわけですね。
冷却水もLLCと言われるロングライフの物から、
冷却効果特化型で不凍効果がないものなど、色々あるので
もし選ぶ際にはご注意くださいね。
最後に、冷却水の通り道内の空気を抜いて終了です。
因みにここが、一番時間が掛かりましたが、
大事な工程なので時間をかける必要がありました。
しかし、車っていろんな部品でできてますね・・・♪