サービス事例 / 2021年10月2日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

スバル レヴォーグ VM型 前後 デフオイル CVT フルード 交換 その2

【スバル レヴォーグ メンテナンス商品 オイル関連 > エンジンオイル(完全抜き取り装置で残ったオイルを抜き取ります) ATFオイル(最新ATFオイルチェンジャーにて交換いたします) ギアオイル他(その他オイル交換受け賜っております) 】
2021年10月2日

前回の続き…

続きまして、CVTフルードの交換作業に入ります。

 

 

レヴォーグのCVTは、オイルの量を見る『レベルゲージ』が無いタイプになります。

また、レヴォーグの型式によっては、CVTのオイル交換ができません。

 

ご依頼のあったレヴォーグ(VM4型)は、当店で取り扱いのある『エコダッシュ』にて対応できるクルマだったので、作業に取り掛かります。

 

 

レベルゲージが無いので、今回のオイル交換は手動で行いました。

まずは、オイル注入口を緩めてみます。ここが緩まないままでオイルを抜いちゃうと『走行不能』になってしまいます。このクルマは、すんなり緩みました♪

 

 

CVTフルードは、エンジンオイルと比べて交換サイクルが長く意外と忘れられがちですが、ミッション内部の保護、潤滑、冷却、エンジンで作った力を伝達するなど、エンジンオイルよりも過酷な環境で仕事しているので、定期的な交換が必要になります。

 

目安は、使用開始2~3年での交換がオススメです♪

 

 

抜けた使用済みのCVTフルードの量を測り、同じ量の新しいオイルを手動ポンプでシュコシュコ注入していきます。

注入口からオイルが溢れたら、一旦注入口を仮締めし、エンジンをかけアイドリング状態にさせます。

 

この際、車両に乗り込みシフトレバーを、P→R→N→D、D→N→R→Pと何回か動かしCVT内部にオイルを循環させます。

 

その後は、Pレンジに戻しアイドリング状態のままでリフトアップし、仮締めしている注入口を開け、手動ポンプで新しいオイルを注入し、量のチェックを行い作業は完了になります。

 

#オートマ CVT フルード 交換 オススメ 富谷市 タイヤ館

担当者:さくらい

スバル レヴォーグ VM型 前後 デフオイル CVT フルード 交換 その1

【スバル レヴォーグ メンテナンス商品 オイル関連 > エンジンオイル(完全抜き取り装置で残ったオイルを抜き取ります) ATFオイル(最新ATFオイルチェンジャーにて交換いたします) ギアオイル他(その他オイル交換受け賜っております) 】
2021年10月2日

前回の続き…

 

レヴォーグでもう一つの作業が、メンテナンスです。

今回は、前後のデファレンシャルギアオイルとCVTフルードの交換作業を進めます。

 

 

作業するクルマは、『スバル レヴォーグ(VM4型)』になります。

このクルマは、4WD車なので前輪と後輪にエンジンからのパワーを伝えるデファレンシャルギアが搭載されています。

 

他にも、レガシィやフォレスター、インプレッサ、WRXも同じ駆動方式を採用しているクルマは、みんな同じ格好になってます。

 

このデファレンシャルギア(←長いので『デフ』と呼びます)を潤滑しているオイルの交換を進めます。

 

まずは車両をリフトアップして、下回りを確認します。

 

 

フロントデフケースのオイル排出口(ドレーン)と油量確認用のオーバーフローキャップのボルトです。

レヴォーグでは、オイルの量を確認する確認口があり、ここからオイルが溢れてきたら適量という事になります。

 

 

オイル注入口は、ご覧の通りドライブシャフトの上側に位置しています。

一般的には、注入口からオイルが溢れたら適量とされていますが、レヴォーグはオーバーフローキャップで確認します。

 

 

続いてオイルを抜いていきますが、ここでまず先に『注入口のボルトを緩めます』!!

なぜなら、オイルを抜いた後に注入口が緩まなかったなど、トラブルがあった場合『走行不能』になってしまうからです。

 

注入口は問題なく緩んだので、ドレーンボルトとオーバーフローキャップを外して、オイルを抜きます。

ドレンボルトには、磁石が装着されギア同士が擦れて出た鉄粉をキャッチしてくれています。

 

 

それぞれのボルトをキレイに清掃し、漏れ止めのパッキンを新品に交換したら、まずはドレンボルトを規定トルクで締めこみます。

 

続いて、注入口にハンドポンプを接続しギアオイルを注入していきます。

オーバーフローキャップからオイルが垂れてきたら注入完了なので、注入口とオーバーフローキャップを漏れ止めのパッキンを装着して、規定トルクで締めこんでフロントは作業完了となります。

 

 

そのままリヤデフのオイル交換に移ります。

リヤデフは見ての通り、注入口と排出口は後ろからアクセスできますが、注入口の方はリヤメンバーに近い為、工具によっては作業しずらいと思います。

 

 

 

こちらには、オーバーフローキャップが無いので、注入口からオイルが溢れたら適量という、従来通りの確認方法で作業を進めます。

 

前後合わせて約2Lのオイルで足りました。

 

 

今回は、総合チューニングパーツメーカーのCUSCO(クスコ)のギアオイルを使用しました。

 

その2へ続く…

担当者:さくらい