サービス事例 / 2023年12月25日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

【アバルト595】オイル交換&オイルエレメント交換

【フィアット 500 アバルト メンテナンス商品 オイル関連 > エンジンオイル交換】
2023年12月25日
 
 

以前からご来店いただき、オイル交換のご依頼を受けさせていただいていたお客様。

繁忙期も終わりましたので、早速ご来店いただきました。

ABALTH 595

FIAT500をベースにしていますが、中身は全くの別物です。

エンブレムもサソリのマーク。

ABALTHの生みの親であるカルロ・アバルト氏が11月15日のさそり座生まれだったことから

サソリのエンブレムになっているそうです

それはさておき、今回の作業は

①エアフィルター交換

②ダクト交換&バンド点検

②オイル&オイルフィルター交換

 

早速取り掛かることになりましたが、この後かなりの奮闘をする事となりました(*_*;

①エアフィルター交換

ABALTHのエアフィルターはサソリマークの入ったカバーを開ければすぐエントリー

することが出来ます。

ここはサクッと交換がすみました。

さて、問題はここからです。

まずABALTHのオイルフィルターは下からではなく上から交換します。

そのフィルターが付いている位置がとても大変な位置なのです('ω')。

オイルフィルターの上にはインダクションボックスから伸びてくる樹脂製のパイプがあり、

これを取り外さないとオイルフィルターは交換できません。

そして、このパイプを取り付けているバンドが

通常の工具では絶対に外せません。

細かく言うと、外すことはできても絶対に取り付けることはできないのです((+_+))

そしてこのバンドを大小合わせて合計5個取り外さないと

パイプが取り外せません。(かつ5個すべてのバンドの径が異なります((+_+))

事前に特殊工具は手に入れていたので四苦八苦しながらバンドを外しましたが、

エンジンが目一杯に詰まっていますので熱の影響も大きいらしく、

ホースやパイプが硬化している関係で、中々外れてくれません。

そうこうしているうちにやっとの思いで取り外しが完了。

オイルフィルターが見えてきました。

フィルターはカートリッジ式。

ソケットを使用して緩めようと思いますが、斜めに取り付けられている関係で

回転させるクリアランスがありません。

且つ奥に深いので、ユニバーサルジョイントを使用して何とか取り外しました。

そして新しくしたパイプを取り付けますが、今度は取付に癖があり、四苦八苦。

やっとの思いで取り付け終わり、最後にレベルゲージからオイルを抜き取ります。

使用するオイルはCASTROL EDGE 5W-40

チューニングタイプのエンジンには最適なオイルです。

今回はこれからの整備性を考え、可能な限りお客様と相談してバンドをねじ式に変更。

●黄色がねじ式に交換、赤色が元々のバンドを使用した部分です。

これで次回から少しだけオイルフィルター交換が楽になりますね(^^)/

今回はお客様と一緒に作業を進めさせていただき、スタッフの勉強にもなりました。

そしてお客様にも大変喜んでいただけたことが何よりの喜びです。

 

輸入車に関してはオイル交換等の作業ができるお店が少ない場合があります。

その際はタイヤ館倉吉にご相談ください。

カテゴリ:エンジンオイル交換 

担当者:モリ

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