サービス事例 / 2018年8月4日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

AP1型S2000冷却系メンテナンス

【ホンダ S2000 メンテナンス商品】
2018年8月4日

店長の宮本です。

 

好評リニューアルセール第2弾開催中のタイヤ館加古川中央店です。

 

週末は少し込み合っていますが、全速力で対応を実施中です。

 

それでも作業に手抜き無しが売りの当店ですので、時間にゆとりを持ってのご来店をお願いいたします。

 

それでは近頃の作業模様をご紹介です。

 

いつもカッコイイAP1型S2000。

 

今年の夏の暑さのせいか、なんだか水温が高いそうです。

 

どれほど高いのか確認してみると、走行中に100℃オーバーとか!?

 

これはまずいということと、状況的に原因はあれだろうということで部品を手配して交換です。

 

今回はエンジンに深刻なダメージを与える前に発見できたということで、追加メーターの存在も大活躍です。

 

 

そんなわけで用意したのはサーモスタットです。

 

基本的にはストリートでご使用中の車両ですので、奇をてらわず純正品を用意しました。

 

少し作業性が悪いS2000ですが、熱くなったエンジン本体や各部パーツを冷やしながら作業開始です。

 

 

下からのぞくと左側エンジンマウントの上部にサーモケースが見えます。

 

熱いだの狭いだの言いながら分解をしていくと・・・・。

 

 

ぽろっと取れました。

 

はずしたサーモスタットと新品サーモスタットを比較してみると少し形状が違います。

 

 

開弁温度はどちらも78℃の記載がありますので、同一性能と思われますが何らかの対策品となったのでしょうか?

 

見比べていても作業は進みませんので、新品を車両に装着します。

 

サーモスタット交換に伴いLLCを抜き取っていますので、ついでにLLCも新品交換します。

 

こちらも信頼の純正品を用意しました。

 

 

それではLLCを注入してからエア抜き作業です。

 

 

エア抜きが不十分ですと、さらに冷却性能を下げてしまう可能性がありますのできっちり行いますよ!

 

ラジエター上部からエア抜きをしつつ、S2000の場合はタペットカバー付近にもエア抜きバルブがありますのでこちらからもエア抜きを実施します。

 

 

しっかり暖気し、ヒーターコアにもLLCを循環させ、電動ファンの動作を確認したら作業完了です。

 

今回はなじみのオーナー様からご要望で作業を実施しましたが、本業はタイヤ屋さんの当店ですので状況によっては作業をお受けできない場合がありますのでご了承願います。

 

その後水温が下がったとのご報告を頂き一安心でした。

 

それでも例年より高めの温度になっているようですので、今年の夏は冷却系のメンテナンスが重要かもしれませんね?

 

更なるメンテナンスプランもありますので、ボチボチ仕上げていきましょう♪

 

今回もタイヤ館加古川中央店をご利用いただきましてありがとうございました。

 

 

カテゴリ:メンテナンス PITWORK 

担当者:宮本

カレンダー

2018年 8
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031