サービス事例 / 2022年2月11日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

今回のテーマは『リアタイヤの設置面を使い切る!!』アライメント調整

【マツダ ロードスター その他 タイヤ・ホイール関連 > 4輪トータルアライメント調整】
2022年2月11日

皆様こんにちは!

本日の事例紹介は、先日コチラでご紹介致しました、

ロードスターのアライメント調整の続編です。

前回動画を交えてご案内した通り、車輌の走行特性はアライメントでバッチリ

『踏んでいる時間』が長く取れる様になりました!

と言うところはご説明した通りですが、

サーキット走行2回の使用したリアタイヤの摩耗具合を確認すると、

更に詰めるべき所が、、、

ズバリ!!

『タイヤの偏摩耗』です。

 

一般道と異なり、サーキットの場合同一方向へ周回する為、

より偏摩耗は顕著に現れます。

特に足回りの方向性が決まって仕上がって来ると、

アクセル開度が向上する為、より有効設置面がどうかという事が摩耗度合いとして現れます!

今回は、実際にサーキットで使用したリアタイヤを持参して頂き

『周回方向の内側に来るタイヤの外側1/3がしっかりと使えてない』

と言う事で、オーナー様ご自身でリア足回りに調整式アッパーアームを入れて来て頂いた上で

更にキャンバー、トーを変更してタイヤを使い切る!!

→更なるアクセル全開率の向上、タイヤのライフ向上、路面変化に対しての懐を広くする。

と言うテーマで変更していきます。

先ずは、『リアキャンバー』

コチラは、今までリアに入れていたホイールスペーサーを抜いて

調整式アッパーは最大限伸ばして、純正の偏心カムでキャンバーを追い込んでいきます。

トーはロードスターの場合、ロアアームのキャンバー調整カムにもかなりかなり影響を受けますので、

コチラも偏心カムで良い位置を探ります。

アッパーアームを最大限伸ばしているのは、キャンバーを起こしているだけでなく、

ドライブシャフトの底突き防止の意味もございます。

車高が下がったお車で、ロアアーム側で極端にキャンバー調整を行なった場合、

足回りがストロークした際にドライブシャフトの底付きから、

駆動系の破損もスポーツ走行をされるお車の場合高確率で想定されますので、

その対策も踏まえての調整になります!!

この辺は、実際に走った経験からの対策になりますので、

単純に数値同じでも『よく駆動系トラブル出る』などと言った話が出てくるのは

この辺がかなり影響しております、、、

 

他にも、使用用途が、サーキットでのドリフト走行がターゲットですので、

『向きの変わりの鋭さ』『横を向いてからの横方向を止めながら車を前に押し出すトラクション』

も走行状態を想像しながら、調整していきます!!

勿論、リアを調整する事で、フロントも誤差が出てきますので、フロントも調整です。

コチラも同じように『角度を付けてもイン巻きしない』『切り始め初期はしっかり反応する』

をテーマに調整していきます。

 

今回の数値はかなり特殊な為、非公開とさせて戴きます、、、

数値を同じにして、トラブル等発生してしまうのを避ける為です、、

ですので雰囲気だけでも、上の調整後の車輌の画像から皆様数値を想像して下さい笑

 

そして、昨日富士スピードウェイにて走行会に参加されたとの事で

早速感想を頂きました。

感想としては、『振り返しが以前に比べ鋭く早くなりました!』『タイヤも均等に減る様になりました』

との事で狙い通りです!!

いつもご依頼頂きありがとうございます♪

#タイヤ館平塚

#アライメント調整

#トラクション

#NBロードスター

#スポーツ走行用アライメント

 

担当者:金石

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