サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

スズキ スイフトスポーツ ベルト交換~ラジエター交換終了

2022年1月24日

こんにちは、櫻井です(^^)/

不定期で発信しております、『さくらいのスイスポいじくり日記』。

 

前回は、なんだかんだと作業を続け、サーモスタットとラジエターホースの取付まで行いました。

 

 

水回りの作業は、あとはラジエター本体を車両に設置し、クーリングファン、エアコンのコンデンサ、を取付し、アッパー・ロアーホースを接続します。

 

この後、通常ならラジエターにクーラント液を充填し、エンジンを始動し『エア抜き作業』を行うのですが、今回は液体ガスケットを一部使用しているので、しっかり硬化させる必要があります。

 

なので、お次は『ベルト交換作業』に移ります。

 

スイフトスポーツのM16Aエンジンは、補機を回すベルトが2本搭載されています。

1つは、「オルタネータ(発電機)」や冷却水を循環させる「ウォーターポンプ」を駆動するベルトもう一つは、エアコンのコンプレッサーを駆動するベルトです。

 

このベルト類は、前回7万キロを超えたくらいの時に交換しているので、今回も同じような距離を走らせてしまいました(^^;テイキ コウカンヲ ワスレテマシタ…

 

交換に当たっては、ベルトの張りを調整している『オルタネータ』と『テンショナー』を緩める必要があります。

バンパーが装着してある状態では作業がつらいので、この機会に一緒にやってしまいます♪

 

まずはエアコンベルトを外します。

このベルトは、クランクプーリーとコンプレッサー、テンショナーに架けられているので、まずはベルトの張り具合を確認してからテンショナーを固定しているナット(中心にあるナット)を緩めます。

 

続いてテンショナーボルトを緩め、ベルトを緩めていくとベルトが外れます。

 

今度はオルタネータベルトを外します。

このベルトは、オルタネータとウォーターポンプ、クランクプーリーに架けられています。

こちらもベルトの張り具合を確認し、オルタネータを固定しているボルトを緩めます。ちなみにこのボルトは、ヘキサゴンレンチという工具が必要になります。

 

ここのボルトを緩めたら、今度はオルタネータの調整用アームのロックボルトを緩めて、アジャストボルトを緩めるとベルトが外れます。

 

交換したベルトは、ヒビ割れもなく良好に見えますが7万キロ以上の走行で確実に劣化はしているので、もったいないですが交換します!

あとあと壊れたら、その方が面倒なことになるんでね(^^;

 

新品のベルトは、外す手順の逆で搭載していきます。

搭載が終わり、アジャストボルトやテンショナーボルトなどを締め終えたら、エンジンを始動させます。

(注:このエンジン始動は、ベルトの初期馴染みを出す作業なので、長時間エンジンを始動状態にしません。)

 

オルタネータやコンプレッサーを回す為ヘッドライトやエアコンのスイッチをオンにします。

これで馴染ませは完了です♪ あとはベルトの張り具合を調整して作業完了になります。

 

以上でベルト交換作業が終了になります。

 

この間、乾燥させていた液体ガスケットがしっかり固まったので、ラジエターにクーラント液を充填し『水漏れの確認』と『エア抜き作業』を行います。

 

 

しっかりエア抜きを行ったら、ラジエターキャップを締めて作業完了になります♪

 

装着後の感想ですが…

 

今回装着したRRPミドルテンプサーモスタット(B(ストリート)タイプ)ですが、毎日の通勤が快適になりました♪今までよりも早く温風が出るようになったので、冬時期の運転は大変助かっております(笑)

水温も80℃を過ぎた辺りで安定になるので、油温の上昇もある程度抑えられています♪

 

ベルト関係については、今回のベルト交換に当たってテンショナーも交換したので、エンジンを回した時のガラガラ音がしなくなりました♪

これでまだしばらくお世話になりますよ、スイスポ君♪

カテゴリ:櫻井の『スイフトいじくり日記』 用品取付 

担当者:さくらい