スズキ スイフトスポーツ ラジエター 交換 その2
こんにちは、櫻井です(^^)/
不定期で発信しております『さくらいのスイスポいじくり日記』。
前回はこのクルマが…
あれやこれやと部品を外し…
こうなりました…
作業を進めます!
ラジエターを外したら、エンジンルームに大きな作業スペースができました♪
今度は、サーモスタットとホース類の交換をしていきます。
ちなみに『サーモスタットってなんぞや!?』と思われた方もいらっしゃると思いますので、ご説明しますと…
サーモスタットは、冷却水が流れる水路に設置された部品で、『冷却水の温度を設定された温度に保つ仕事』をしています。
クルマのエンジンに利用されているサーモスタットは、温度変化によって開閉する仕組みのバルブ式構造が多く、冷却水の温度に合わせて開閉することで、冷却水の通る道を調整しています。
冷却水が常温のときは、バルブはバネの力で閉じられています。
エンジン始動後にエンジンの温度が高くなり冷却水の温度も上がってくると、バルブが少しずつ開き、ラジエーターへ冷却水を循環させるようになります。
そして、冷却水がエンジンの温度を保つために適した水温になると、再びバルブが閉じていく仕組みになっているのです。
このように、サーモスタットはエンジンの温度を管理し、効率良くエンジンの暖機・冷却をおこなっています。
これがサーモスタット本体です♪
大福サイズ(?)の部品ですが、これが正常に機能しないとオーバーヒートなどのトラブルになることも…
サイズ感はこんな感じです♪
ちなみにこれはスズキ純正品ですが、本体には水路が開き始める温度が刻印してあります。
ZC32S スイフトスポーツの開弁温度は86~90℃で開き始め、100℃になると全開になります。
現在は、スイフトスポーツのチューニングなどで有名な『アールズ』さんの『RRP ミドルテンプサーモスタット』のスポーツ走行向け(Aタイプ)を装着させていただいてますが、今回は同じ商品のストリート走行向け(Bタイプ)を装着しました!
サーモ交換の為には、アッパーホースとサーモキャップを外す必要があります。
アッパーホースをエンジン側に辿っていくとあります。
(これは交換後の画像です)
ホースとキャップを止めてるボルトを外すと、サーモキャップは取れます。
漏れ止めのゴムパッキンがしっかりくっついているので、ゴムハンマーで軽くキャップを叩くと取れます♪
キャップが外れたら、サーモケースからサーモ本体を外します。
この際、若干の冷却水が漏れてきますので、注意が必要です(^^)/
ここに新しいサーモスタットを装着するんですが、サーモスタットには装着の向きがあるので注意が必要です。
サーモスタットには、冷却水やラジエターの交換をする際に行われる『エア抜き』をするための小さな穴(ジグル弁とか言われています)が空いております。
一般的にはこの穴が『上側』に来るように装着します。一部『下側』になるように取り付ける車種もあるようです。
スイフトスポーツの場合は、穴を『上側』・サーモケースの合いマークに合わせて装着します。
さらに今回は、ZC32Sスイフトスポーツ専用に設計された、追加メーター用水温センサー装着時に
便利なアダプター『RRP水温センサーアダプター』を装着!←ムフフな部品♪
装着場所は、サーモケースとキャップの間になります。
装着するには、液体パッキンを塗布しての装着が必要になります。追加水温計のセンサーは、従来であればラジエターホースを切断して水温センサーアダプターを接続し取付ていますが、それではホースとアダプターとの接続部から水漏れを起こすことがありました。
このアダプターであれば、液体ガスケットの施工をしっかりやれば、水漏れなどのトラブルを減らせます♪
ラジエターホースについては、九州にあるスズキ車の販売店『スズキアリーナ 久留米西店』さんが展開するブランド『スズキワークス久留米(SWK)』製のラジエターホースを使用しておりましたが、今回のリフレッシュに合わせて交換します。(大変お世話になりました!!)
交換後のラジエターホースは、『サムコスポーツ』製をチョイスしました。
カラーは、『赤』をチョイス♪
エンジンルームに『赤のホース』が映えますね!
今回はここまで♪
続きは近日アップします(^^)/
カテゴリ:櫻井の『スイフトいじくり日記』 用品取付
担当者:さくらい