サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

ハイエース 「アライメント調整」

【トヨタ ハイエース タイヤ タイヤ・ホイール関連 > 4輪トータルアライメント調整】
2020年3月17日

 

愛知県北名古屋市、タイヤ館師勝 スタッフの岡島です。

 

 

 

 

 

当店では、車軸の角度メンテナンスである、アライメント調整作業を

 

承っております。

 

 

 

タイヤを交換するだけでなく、タイヤの状態をチェックして

 

より良い減り方に導く作業でもあります。

 

 

 

 

 

今日の事例紹介も、バン車両のアライメント測定・調整作業。

 

車種は、トヨタ・ハイエースです

 

 

 

 

 

事故修理後に、最終調整としてご依頼いただきました。

 

 

聞けば まっすぐ走らない との事。。。

 

 

 

 

ご相談を受けつつ、車両を確認すると・・・ んんっ(`・ω・´)違和感!

 

 

 

 

 

ホイールハウス内でのタイヤの取付位置に左右差がありました。

 

 

 

どういうことかというと・・・

 

 

 

こんな感じです!

 

 

 

ちょっと見づらいかもしれませんが、フロントタイヤの右側と左側で

 

フェンダーの隙間の量に差があります。

 

 

 

つまり、隙間の小さい左側のタイヤが車両の前方に寄っているため

 

ホイールベース(前のタイヤから後ろのタイヤまでの距離)の長さに

 

左右差ができてしまっている状態です。

 

 

 

変化量や、他の角度などによりますが、まっすぐ走らなかったり

 

左右どちらかに車が流れてしまう原因になります。

 

 

 

 

つまり、さきほどお客様がお困りだった 「まっすぐ走らない

 

状態に合致しますね!

 

 

 

 

ただ確定ではないので、ひとつのポイントに置いて測定と調整をしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイエースの調整箇所はフロント左右で計6箇所

 

 

 

 

 

今回は、ホイールベースに左右差があるので、原因になっている

 

キャスターを調整していきます。

 

 

 

測定した段階での、左右のキャスターは

 

右側が2°15左側が3°20

 

 

 

右側はほぼメーカー指定基準値で、左側は1度以上ズレが生じていました。

 

 

それでは調整していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイエースのキャスター調整機構のしくみ

 

 

 

黄色矢印のバーであるコントロールアームを前後に引っ張る・押すことによって

 

水色矢印のロワアームが動き、キャスターの数値も変わります。

 

 

 

 

調整量が過度の場合、キャンバー角やトー角も変化することもありますし

 

キャスターは、調整のたびにキャスタースイング測定が必要なため

 

微妙な調整毎に測定を何度も繰り返しながら、左右揃えていきました。

 

 

 

 

 

 

 

調整終了後の試走で、しっかりまっすぐ走るようになりました!

 

 

 

 

 

事故の際は、どこの部品がどのように変化しているか

 

部品交換だけでは見えてこないところもありますので

 

サスペンション、またはその周りの部品を交換した場合は

 

アライメント調整も行いましょう!(`・ω・´)b

 

 

 

 

カテゴリ:アライメント関連 

担当者:岡島