アクア(NHP10) 「補機バッテリー交換」
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愛知県北名古屋市のタイヤショップ 「タイヤ館師勝」
スタッフの岡島です。
最近ご無沙汰しておりますが、スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへの
春の「履き替え作業」が本格的になってきました~ (;´ω`)
しかしながら。
履き替え作業が多い中でも、エンジンオイル交換やバッテリー交換なども
こなしております。
忙しいですが、入庫の際きちんとチェックしているのが
「ハイブリッド車の補機バッテリーの状態」です。
なかなか見てもらえないゾーンに隠れているため
交換時期を見落とされがちですが、定期的に点検をしましょう!
今回も、そんな欠かさない点検中に見つかった”弱っているバッテリー”
交換させていただくことになりました。 (´ω`)
アクア(NHP10)中期型 「補機バッテリー交換」です。
トヨタのハイブリッド車の車種によってはバッテリーの位置が・・・
エンジンルームでもなく、トランクルームでもなく 「後席シート下」
この位置が、点検をスルーされてしまう要因のひとつ ですね
初代アクアは前期型・中期型・最終型(後期型)がありますが
中期型以降、クリップ部品が見直されていたり、バッテリー端子周りの部品が
絶縁部品に切り替わっていたり、増設されていたりと
仕様変更がされて整備面が良くなっています (´・ω・`)
まずはバッテリーチェック! 後席右側足元に隠れています
シート下のパネルを外すと、バッテリーお目見え!
パネルは2分割式で、クリップ2個とれば外せます。
関係ないですが
車体色がこんなところまでちゃんと塗ってあるところもすごいです (´ω`)
バックアップ電源を使用します
バッテリー交換の必須アイテム 「バックアップ電源」
ECU(コンピュータ)や時計、ナビなどの電装品は
エンジンがかかっていない、ハイブリッドシステムが起動していない間も
「常時電源」線などから、暗電流(待機電流)が流れています。
バッテリー交換時に、待機電流が経たれてしまうとリセットされてしまいますので
バックアップ電源によって、交換中の電源を確保します。
車両によって端子は選べますが、今回はOBDに。
先に、水素ガス排気ホースを抜いておきます
車内に設置されているバッテリーには、必ずと言っていいほどついている
「排気ホース」です
バッテリーより発生する水素ガスを車外に逃がすためについています。
プラスチックのカプラーにゴムホースなので
ホースがついたままなのに気づかず引っ張ると、割れてしまう可能性もあり
水素ガスが漏れてしまうと、車両火災の原因になるので
必ず最初に抜くようにしましょう (;´Д`)
バッテリー固定ステーを外し、端子のナットを緩めます
バッテリーを押さえているものはなくなったので
あとは端子を外してバッテリー本体の取り外し作業です。
固定するものを外し完全にフリーになってから、バッテリーを取り外します
この空間に補機バッテリーが入っています。 奥はモーター用のバッテリーです
こう見ると、援護重量配分や重心を低くするための努力が目まぐるしいですね!
新しいバッテリー登場!
交換するバッテリーを並べてみました。 メーカーは違いますがそっくりですね!
バッテリーは、液漏れや衝撃緩衝のためか、ビニールケースに入っているので
古いバッテリーから新しいバッテリーに入れ替えます。
取り外しと逆の順序で、交換したバッテリーで戻していきます。
バッテリーを空間に設置したら、先に排気ホースをつけておきます
先述の通り、取り付け忘れも火災の原因になりますので・・・ (((´・ω・`)))
端子をつけて、ステーを付けて、締め付けチェック!
終了後の流れ
固定チェックと付属品の取り付けが終わったら
最後は動作チェックです。
ウィンドウスイッチユニットなども、電源供給が絶たれてリセットしていないか
など、細かいところも確認しておきます。
結果、チェックは良好!
バッテリー交換作業が終了しました。
補器バッテリーにも寿命がありますので、まずは点検から!
ハイブリッド車の補器バッテリーの点検・交換も、タイヤ館師勝にお任せください!
カテゴリ:メンテナンス関連
担当者:岡島