チューブレスバルブの締めすぎに注意! 困った時はご相談ください。
愛知県北名古屋市のタイヤショップ、「タイヤ館師勝」は
mozoワンダーシティさん東側より北に600m進んでいただいたところ
ファミリーマートさん向かいにございます。
こんにちは、スタッフの岡島です。
今回は、起こってしまうと少し恐ろしいかもしれない?
「チューブレスバルブ不良による交換」を担当しました。
そもそも、「チューブレスバルブ」ってご存知ですか?
チューブレスバルブとは、ホイールについている、空気圧充填・調節用の弁の事で
▽下の画像のように、必ずホイールに付属される部品です。
上の画像を見てもらうとわかりますが、空気圧調整の際は
バルブキャップという、フタを取ってから「エアゲージ」という
充填ツールを差し込むようになっているのですが。。。
今回の車両、このバルブキャップが取れず(開かず)ご相談いただきました。
このバルブキャップ。
時に、たまに強く締められているケースがあり
樹脂キャップの場合はプライヤー、真鍮製キャップの場合は六角ソケットを
使用しないと固くてとても回せない事もありますが
今回ご相談いただいたバルブキャップは様子が違います。 ・・・まったく回りません!
完全にチューブレスバルブ本体と癒着しており、力を込めると共回りしてしまいます。
珍しいケースです。
錆による 癒着+締めすぎ が原因ですね。。。
お客様にご説明し、取り外しが困難であることから
チューブレスバルブ自体の交換を提案、ご依頼いただく運びとなりました。
しかーし、ちょっとだけ特殊な作業です。( ´・ω・)
タイヤ交換では、ほとんどの場合チューブレスバルブを交換するので
その場合はまずタイヤを外して、ホイールの内側からアクセスしてバルブを外すのですが
バルブキャップ開閉不良により、タイヤの空気が抜けないので通常の手順が取れず
まずチューブレスバルブの本体を切り落とし破断する形でエアーを抜きました。
後はタイヤを外し新品のチューブレスバルブを取り付ける。
いつもの手順ですね! (・∀・)
では、次に外した部品を観察!
外したチューブレスバルブを見てみます。(ホイールから外したあと無理やり取りました)
バルブキャップはアルミ製ですが、かなりアルミ特有のサビが進行していたようで
バルブ側本体のねじ部に癒着していたようです。。。
しかし、本来この程度のサビでは開閉ができないほど固くはならないはず。(´・ω・`)?
というわけで、もう少し詳しく観察してみると
やっぱり締め付け過ぎが原因のようです
右側のチューブレスバルブが、今回外したものになりますが
根元のゴムが若干潰れて切れています。(TдT)
汎用のバルブキャップは、締めれば締めた分かなり深くまで入っていくので
根元部分まで巻き込んでいたようです。
本体側のゴムにも押される形となったバルブキャップにも
強いテンションがかかりねじ部が破損してしまった可能性も? ( ´・ω・)
もう一度キャップ内部をよく見てみると
見づらいですが、ねじ山も潰れてました
一旦本体側ねじ山に付着した”サビ”がキャップ側に転移しているので
やはり、サビによる癒着と締めすぎ のコンボのようです。
というわけで、バルブキャップが開かない「チューブレスバルブ不良」から
チューブレスバルブ交換に至った話でした!
タイヤの空気圧を自分でチェックされる方もおられると思いますが
バルブキャップの締めすぎには気を付けましょう!
締める際は、キャップを回していき、止まったところでOKです!
今回のチューブレスバルブに限らず、タイヤ・ホイールまたはその部品について
「いつもと違う」 「何かおかしい」 と思ったら、すぐタイヤショップへ!
タイヤ・ホイールが車両についている状態で無理やり外したり、トライするのは危険ですので
まずは、タイヤ・ホイールの専門店に相談したいですね。
そんなときはまず! 「タイヤ館師勝」を頼ってください! (・∀・)ノ
担当者:岡島