新型フェアレディZ(RZ34) 「アライメント測定・調整」
こんにちは、愛知県小牧市にある
タイヤ館小牧です。
本日はタイヤ館 師勝 店の作業事例をご紹介します(^^♪
タイヤ館小牧店でも同じ作業は出来ますので、
ご興味があれば是非ご相談下さい(^^♪
それではご紹介させていただきます。
♯新型フェアレディZ ♯RZ34 ♯アライメント調整
愛知県北名古屋市ならびに近郊にお住いの皆様こんにちは。
「タイヤ館師勝」スタッフの岡島です (*'ω'*)
今回は話題になったあの新型スポーツカー。
さっそく当店でも作業が入りましたので、ご紹介します!
新型フェアレディZ(RZ34)の「アライメント調整」作業ですよ!
頭に”R”は付きましたが、型式は同じZ34なのに
見た目一新の「フェアレディZ」を入庫!
足廻り部品を交換したとのことで、ご依頼いただきました。
新型フェアレディZ -RZ34-
型式はそのままに、アメリカ市場を意識して開発された
”初代フェアレディZ”を彷彿とさせるデザインになった新型Z。
その価格はノーマルグレードでも500万超!
今回のバージョンSTともなると、約650万円にもなるので
「Z高くなったなー」と思われるかもしれません・・・
しかし元をたどれば、初代フェアレディZは
「ポルシェの半値で買えるスポーツカー」だったので
それは現在も同じなんですよね! (´∀`)
というかポルシェも1000万円以上ですしね・・・(´・ω・`)
それにしても、初代フェアレディZが80万円台だったと考えると
時代により製造コストや物価の変動を感じますねぇ。。。(;´Д`)
さて、そんな新型Zですが
今回はアライメント作業の依頼を頂きましたので
測定したデータをもとに、調整可能な6箇所を動かして
調整作業を行っていきたいと思います。
測定の準備を進めていきます
さて、アライメント作業はまず測定から。
というわけでまずはタイヤホイール4輪に反射板の取り付けと
センサーユニットを設置していきます。
特に、タイヤとホイールに固定させる反射板は
測定中にタイヤの舵角をつけたり回転させる仕様上
途中で外れてしまうと、測定ユニットが破損するだけでなく
大事なホイールを傷つける可能性がありますので
① ホイール固定のツメ
② タイヤ固定のフック(ホルダー)
③ ユニット固定バンド
以上の3重の固定方法で、脱落の無いより確実な設置を実現
作業中の事故を防ぐ対策を取っています。
今回はアライメントデータの入力も
昨年導入した”アライメントテスターくん”ですが
年式的に、2022年中旬以降のデータを持ち合わせていないため
以降の年式車種は、メーカーより車種別メーカー基準値の
アライメントデータをいただき、テスターのコンピュータに直接入力する事で
当該車種の、測定と調整を行うことが出来るようになります (・∀・)
これで、準備は整いましたので
測定手順をこなすことで、現状のデータが算出され表示します。
あとは調整を行っていくのみです!
新型Zの下廻りは・・・
型式自体はほとんど変わらない現行フェアレディZですが
ベースは同じでも、足廻りのつくりや設計が違う可能性がありますので
あらかじめ下廻りを確認しておきました。
デフの形状は変わっていますが、サスペンション形状はもちろんのこと
センタートンネルからリア廻りのメンバーブレースやサブフレームまで
ほとんど同じ部品なのか、同じような景色!
つまり見た目はほとんど同じってことです。
これはまぎれもなくZ34ですね♪ (´∀`)
さて、この車のリア4ヶ所の”調整箇所”は・・・
調整箇所はココです!
車体後ろから見て
奥の偏心カムが「キャンバー角」調整
手前の偏心カムが「トー角」調整のポイントです。
この偏心カムを回すことで、車体側とタイヤ側のアームがスライドし
タイヤの角度を設定することが出来ます。
偏心カム調整式はスライド量が小さいので
大きな角度をつけることに適してはいない反面、
偏心カムボルトと固定ナットだけなので
以前のラテラルロッド形式と比べて少ない部品点数で済み
強度・耐腐食面でも有利です。
今回の車体は、新車に近い状態なので
偏心ボルトやナットの固着も無く、調整はラクラクです (*´∀`)
フロント側の調整箇所はココ!
車種にもよりますが、近年フロント側はトー角のみのクルマが多いですね
フロントトー角調整は、ステアリングと直結している”タイロッド”を
回すことで調整を行います。
偏心カム方式と違い、大きな角度をつけることが可能です。
フロントトー角は、リアトー角を調整すると変化するので
リア調整前の角度と、調整後の角度の違いや変化量などは
よく見ておく必要があります。
調整前や調整後だけでなく、調整中も
異常摩耗やハンドルセンターズレなどの、現在起きている症状との
照らし合わせを常に行いながら調整しなければいけません (´ω`)
余談ですが、車検時などに行われる「サイドスリップ」も
このフロントトー角を調整する、タイロッド長を調整します。
勘違いの多い”サイドスリップとアライメント”ですが
アライメントとは測定方法や、調整思想が異なるため
似ているようで違いますので気を付けましょうね (´ω`)
調整しながら、リアの角度ズレが出ないか確認
調整中のハンドルセンターズレが出ていないか点検
状況に合わせてキャスタースイング測定も行い
相違があればまた調整を繰り返し。
そして・・・
測定・調整による数値(角度)の変動が無くなったら作業完了です!
アライメント作業が完了しました
今回は新しいフェアレディZのアライメントを担当させて頂きましたが
フルモデルチェンジを中心に、新しい車種が増えていきますね!
「アライメントをお願いしたいけど、新型車なのでお断りされた・・・」
なんてお悩みを頂くこともあります。
当店では、今回の作業のように
アライメント機器メーカーからデータ取り寄せしておりますので
発売されて間もない新型車でも対応可能であることが多いです!
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カテゴリ:3D 4輪トータルアライメント
担当者:師勝