サービス事例 / 2023年8月18日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

エアコンの効き具合に「あれっ!?」と思ったら、これで手軽に改善!!

2023年8月18日

梅雨が明ければ、いよいよ夏本番ですね。最近は、長く外にいることがはばかられるくらい気温が上昇することもしばしば。日本の夏は確実に暑く、そして長くなっています。お出かけの際はもちろんですが、室内にいらっしゃるときにもこまめな水分補給をお忘れなく。

 

さて、そんな季節におクルマで快適移動するため、なくてはならないのがカーエアコンです。スペースの割に窓の面積が広いので、車内の気温が上がりやすいのはもっともな話。断熱効果の高いウインドーフィルムを施工するなど対策をされていらっしゃる方も多いようですが、それでもエアコンが効かないなんて考えたら、ゾッとします。

 

ところで、「なんだか去年に比べると、ヒンヤリしないなぁ」と思ったことはありませんか。そう、エアコンの性能はメンテナンスしていないと徐々に低下してしまいます。理由のひとつは、エアコンガスが少しずつ漏れていくから。熱交換を行うのに欠かせないエアコンガス(冷媒)が減ると、エアコンを作動させてもしっかり冷やせなくなってしまうのです。また、エアコンガスを圧縮するコンプレッサーの動きが悪くなったりするのもエアコンの効きに影響します。

 

エアコンの性能を復活させるためには、エアコンガスの補充のほか、クルマのエアコンガスとオイルをいったん機械に回収し、不純物を取り除いてから適正量までの新しいエアコンガスとオイルを足して戻すエアコンガスリフレッシュなどの方法があります。

 

【エアコン添加剤の施工で、この夏をより快適に】

 

ただ、「ちょっと冷えにくくなった気がする」といった程度の場合には、よりリーズナブルでお手軽な対処方法がありますよ。それが「エアコン添加剤」の施工です。中でも代表的な商品が、WAKO'S PAC PLUSPAC-P〕(ワコーズ・パワーエアコンプラス)」

 

WAKO'S PAC PLUSはコンプレッサーの抵抗を減らすコンプレッサーオイルを配合し、さらにエアコンガスの補充もできる添加剤です。従来型のコンプレッサーのほか、電動コンプレッサーにも対応しています。

 

効果は盛りだくさん。まずはコンプレッサーの潤滑性を向上させ、エアコンのフリクションを軽減し、エアコン使用時の燃費悪化とパワーロスを低減します。また安定した強い油膜を形成し、コンプレッサー作動時の振動を低減します。

 

そして、システム内の汚れを取り除き分散させることで熱交換率を高め、エアコンの冷房効率を向上。加えてシステム内の目詰まりを予防します。さらに、エアコンシステムの耐摩耗性、シール性、防腐食性を向上し、コンプレッサー、エキスパンションバルブ、Oリング、ゴムホースなど劣化しやすい部分の耐久性を向上させます。

 

 

施工はエアコンガスを入れる際に使用するチャージポートの低圧側から、チャージホースを使用して接続し注入しますが、お時間はあまりかかりません。長くお待ちいただくことなく作業が完了しますので、酷暑に向けてのエアコンメンテナンス、サクッと済ませてみませんか。

 

なお、WAKO'S PAC PLUSR-134aというエアコンガス対応となっており、年式の古いおクルマに使われていたR12や、最新モデルに採用が始まったHFO-1234yfには対応していません。詳細につきましては、当店にご相談くださいね。

タイヤ点検・安全点検/タイヤ履き替え/オイル交換/その他ピット作業の予約

トラブルなく好調を維持したいなら、定期的にエンジンオイル交換を!!

2023年8月18日

クルマは消耗品のかたまり、なんて言い方をすることもありますが、愛車のコンディションを維持していく上で定期的に交換が必要なものと言えば、何を思い浮かべますか?

 

専門店として一番気になるものと言えばタイヤなんですが、お客さまのなかには「バッテリー上がりでクルマが動かなくなったことがあって、もうあんな思いはしたくない!!」なんて経験をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。バッテリーは経年劣化で性能が徐々に低下し、突然エンジンがかからなくなることがありますので、23年使用されている場合は交換を見据えつつ点検が必要ですね。兆しが見える前の、ひと足早めの交換もおすすめですよ。

 

そして、タイヤやバッテリーよりも交換頻度が高いのに、ついついさぼってしまいがちなのがエンジンオイルの交換です。

 

エンジンオイルの働きは、「潤滑」「密封」「清浄分散」「冷却」「防錆・防蝕」。これを「5大作用」なんて呼んだりしますが、より簡単に説明すれば、エンジンを保護し、また動作をスムーズにする作用、そして冷却する作用です。

 

当店では、エンジンオイル交換も得意なのですが、交換の目安を3,000km5,000km走行毎、もしくは3ヶ月〜6ヶ月にておすすめしています。クルマの使用状況により劣化の度合いは異なりますので、エンジンのコンディションを良好に保つためには、やはり早め早めの交換を推奨しています。

 

【オイル交換も当店におまかせください!!

 

当店のオイル交換の手順をご紹介しましょう。まず交換前にオイルの量と汚れをチェックし、点検結果をお客さまに報告します。オイルフィラーキャップを外し、キズ等の痛みや水の混入を示す症状が無いかなども確認します。またオイルを抜くドレンボルト部のオイル漏れの確認も行います。

 

 

次にドレンボルトを外し、オイルを抜きます。外したドレンボルトに、変形やキズがないかを必ずチェックします。一部車両を除き、ドレンパッキンは毎回交換します。

 

 

エンジンオイルは使用していると酸化し、カーボンやゴミなどで汚れが進みます。エンジン内のオイルをできるだけクリーンに保つため、オイルの不純物を取り除くろ過フィルターが「オイルエレメント(フィルター)」です。フィルターが汚れると燃費が悪くなったり、エンジンのパワーダウンにつながりますので、オイルエレメントの交換はオイル交換2回に1回のペースで行うことをおすすめしています

 

 

規定量のエンジンオイルを注入します。

 

 

最後にドレンボルトからのオイル漏れなどの最終チェックを行います。

 

 

さらにエンジンオイル交換の際には、使用していた古いエンジンオイルを抜いてから、洗浄能力の高いフラッシングオイルを入れ一定時間アイドリングすることで、エンジン内に溜まった汚れを落とす「エンジンフラッシング」もご用意しています(エンジンフラッシングは、エンジンオイルとオイルエレメントの交換が必要になります)。

 

そしてエンジンオイル交換を承った際に、「どんなエンジンオイルが、このクルマにピッタリなの?」というご質問を受けることがあります。そう、エンジンオイルにはさまざまなメーカー、ブランドがあり、そして「規格」があるのです。

 

多くのクルマは取扱説明書に推奨オイル規格が記載されています。「5W-30」とか「10W-30」という表記を目にしたことはありませんか? これはエンジンオイルにも記載されているので、おクルマにあった規格を選んでいただくことが基本になります。

 

このエンジンオイル規格の表記は、Wの前の数字が低温側(エンジン始動時)の粘度を示していて、数字が小さいほど低温時でもエンジンオイルが硬くなりにくく始動性もよいことになります。

 

また、-(ハイフン)のあとの数字は高温側(走行時)の粘度を示していて、数字が大きいほど粘度が高くなります。つまり数字が大きいほど高温になっても粘度を保つことができるので、高回転を使用することが多いハイパフォーマンスエンジンは、内部を保護するために粘度の高いオイルの使用が求められます。

 

その一方で、粘り気が強く硬いエンジンオイルはエンジン内での抵抗が大きくなり、省燃費性能がいいとは言えません。そこで最近のエコカーやハイブリッド車などは、サラサラで軟らかいエンジンオイルの使用が指定されている場合が多いのです。

 

0W-20」「5W-20」「5W-30」といった規格がこれにあたりますね。また、現行プリウスなどは、さらに低粘度な0W-16Wを使用しています。

 

省燃費車にはこういった低粘度の推奨オイルを使用しないと、燃費が悪くなることがありますので、エンジンオイル交換の際には注意が必要です。もちろん、ご相談いただければ愛車にぴったりのオイルをお選びいたしますので、お声がけください。

 

【新登場の省燃費オイル「eco green」】

 

当店ではそんな省燃費性能に優れたエンジンオイルを幅広く扱っていますが、そのラインアップに新たな仲間が加わりました。それがeco green(エコグリーン)」です。

 

新車充填時のオイルと合致した品質を持ち、オイル交換は5,000km後、または半年を推奨となかなかのロングライフ。ふだんはお買い物など街中でおクルマを乗ることが多い方から、高速道路を利用され遠くまでよくお出かけされる方まで幅広く対応した省燃費オイルです。

 

また、アメリカ石油協会(American Petroleum Institute)が定めたAPI規格においては、LSPI(スパークプラグによる添加前に燃焼が起きる異常燃焼現象)を防止する性能を持つ「SN PLUS」規格認証のエンジンオイルとなっています。

 

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