30系アルファード足回りの仕様変更
店長の宮本です。
今年は寒くなる模様で、冬タイヤ準備ももう本番ですね。
そんな中、作業紹介はどんどんたまる一方で暖かい頃に完了済みの作業をまだまだ紹介中です。
早くタイムリーな情報公開が出来るように、全力で更新を進めていきますのでよろしくお願い致します。
それでは本日の作業紹介です。
以前完成風になった某30系アルファード。
上品な車高。
スタイリッシュなエアロ。
快適な乗り味と満足の予定でしたが、様々な足回りを乗りこなしてきたオーナー様。
高速安定感は問題ないものの、低速域での比較的大きめの段差のいなし方がちょっと気になるとのことです。
減衰力を色々調整してみましたが、どうやらそれでは解決になりそうにないため次なるステップに向かいます。
しっかりヒアリングをしながら、原因追究をしていくとどうやらリアの硬さがご不満ポイントの予感です。
解決策を考えながら部品検索をしていると、今回装着のオーリンズコンプリートkitでリアスプリングに選択肢があるのを発見しました。
解決に向けて交換をしてみましょう♪
こちらは交換前のスプリング。
ロワアアーム内に見えていない部分もありますが、一見すると密着部分が多くストロークが少ない印象です。
サクサクばらしまして、交換するスプリングと比較します。
巻き数や自由長、さらにはレートも変更します。
一般的には、メーカー推奨の出荷時が基本設計ですので今回はオーナー様の好みを目指しての変更です。
チョイスしたスプリングがどれかは、内緒にさせていただきます♪
写真が左右逆になりましたが、組み換え後はこちら。
スプリングの有効ストロークはずいぶん増えたように見えます。
暫定組み付け後、数回の車高調整・減衰力調整・アライメント調整にて仕上げとさせていただきました。
最終的に車高は元通りに設定しましたので、見た目は変化なしです。
残念ながらまだお客様にとっての100点を頂戴できていませんが、かなり良いところに仕様変更は出来ました。
乗り心地というものの評価は大変難しく、バネを柔らかくする・減衰力を下げる。
そんな簡単に改善できるものではありません。
今回詳細についてはほとんど記載していませんが、オーナー様の好みを目指しての細やかな調整はタイヤ専門店としてのやりがいでもあったりしますね。
いつかは100点を頂けることを目指して、ご協力を継続していきます。
今回もタイヤ館加古川中央店をご利用いただきましてありがとうございました。
担当者:宮本