スタッフ日記

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【ドライブシャフト ブーツの破損】ホイール内側のベタベタ汚れ・・・なんでこんなの付いちゃった?

2017年7月16日

こんにちは、愛知県一宮市 名神自動車道の一宮インターと東海北陸道の一宮木曽川インターの間くらいにあるタイヤ館一宮バイパス店です。

 

タイヤの交換作業で車両からホイールを外し内側を見てみると、なにやらベタベタした油汚れがべったりと付いてしまっている状態のものがあります。

 

なぜでしょう???

原因はコレ!!!!

 

ドライブシャフトブーツの破れで中のグリスが飛び出てしまったからです。

ドライブシャフト???ブーツ???これについてご説明させていただきます。

 

まず、エンジンで発生した動力(回転力)は変速機(オートマやCVT・デフギアなど)を介してタイヤホイールに伝えます。

その動力でクルマは動きますね。

その変速機からタイヤホイールへ力を伝えるための棒の1つがドライフシャフトです。

単純な真っ直ぐの棒ならいいのですが、クルマは方向をかえなければなりません。そのために、真っ直ぐの棒の途中に関節をつけないといけないんです。

この関節部は金属部品と金属部品を組み合わせたもの。なので油が常に必要です。そのために、クリーム状の油「グリス」を使うわけですが、回転部分なのでそのままでは遠心力ですぐに飛び散ってしまいます。それを覆い密閉しておく部品がブーツです。

ブーツはグリスを飛び散らさないためなのはもちろん、外からの水や砂ぼこりなどから保護する重要な部品。なので車検時に破れがある場合は交換しないと合格しません。

ただし、破れるタイミングが車検直後だと最悪2年近く気づかないことに。その間にグリスが飛散し無くなってしまったり、外からの異物で部品に損傷を与えてしまうと、ドライブシャフト全体を換えないといけないことにもなりかねません。

シャフト全体とブーツだけ、負担費用が全く違います。

「でも、自分で点検なんでできる自信がない」・・・大丈夫です。

当店にて無料安全点検をご依頼いただく際に「ブーツも一緒に見ておいて」と言っていただければ点検いたします。

もし交換が必要な場合は、協力工場へ作業依頼〔外注〕いたしますのでご安心ください。

タイヤのこと以外でも、気になることはなんでもお問い合わせくださいね!

担当者:たみや