スタッフ日記

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【EDLCユニット】ホンダ車やマツダ車に採用されている「EDLC」「DLCAP」ってな~に?

【ホンダ フィット メンテナンス商品】
2017年6月14日

こんにちは、愛知県一宮市 名神自動車道の一宮インターと東海北陸道の一宮木曽川インターの間くらいにあるタイヤ館一宮バイパス店です。

今日はホンダ車やマツダ車に採用されている「EDLC」「DLCAP」についてです。

この2つは呼び方の違いだけ。一般的にはEDLCの方がよく知られています。

ではEDLCとはなんでしょう?正式名称は「電気二重層キャパシタ」というものです。

俗に「キャパシタ」といいます。

キャパシタという部品は、電気を急速で一時的に溜めて一気に放電できるというのが特徴。

なぜこれをホンダ車やマツダ車が採用したかというと、近年のアイドリングストップ車が増えたからではないでしょうか?

アイドリングストップ車は、信号待ちなど無駄に停車している時にエンジンを毎度停止させます。

ただし、発信前にエンジンをかけます。

市街地走行の際はしょっちゅうです。

実は、このエンジンをかける「きゅるるるる」のセルモーターを回す時にかなりの大電流を流します。

それが毎回。

バッテリーは充放電を繰り返すと消耗します。

なので、アイドリングストップ車専用バッテリーは、その高負荷に耐えるために中身は標準タイプと比較し、かなりタフにできています。

ではキャパシターのメリットは?

得意分野は瞬時に電気を溜め一気に放電できること。

繰り返してエンジンかける動作にはキャパシターは都合がいいことになります。

また、エンジンをかける動作に対してバッテリー負担が少なくなりますね。

上手く分業ができています。

他の自動車メーカーのアイドリングストップ車はキャパシタを採用していません。

EDLCのコストとクルマに設置するスペースの影響でしょうか?

でも、今から採用する車種もふえてくるかもしれませんね。

 

 

 

 

カテゴリ:お店の日々 

担当者:たみや