作業事例〈アライメント〉
こんにちは。タイヤ館半田山の太田です。
本日はアライメントの作業事例を紹介したいと思います。
お車がコチラです。
トヨタのエスティマ(AHR20W)になります。
以前に当店でタイヤ交換をさせていただいたお客様です。
今回は「ハンドルが右に曲がっていて気になるのでアライメントをとってほしい」とのご相談でご来店。
実際の写真ではありませんが、このようにハンドルが曲がった状態で真っ直ぐ走っている状態になります。
この状態ですと確かに気になりますね。
測定をしてみると、このようなデータでした。
パッと見とてもきれいです。
それぞれの数字から見ていきます。
〔フロント〕
キャスター
左右とも基準値から外れています。車高を下げた影響で屈伸してますが左右差が22分と少ないため問題ありません。
キャンバー
基準値内、左右差もなく問題ありません。
トウ(トー)
基準値内、左右差もなく問題ありません。
〔リア〕
キャンバー
基準値内、左右差もなく問題ありません。
トウ
基準値内、左右差は少しありますが今回の症状に対しての影響はありません。
〔結論〕
アライメントを測定してみてわかったのは、車両の状態が整っているということでした。
では、何が今回のハンドル曲がりの原因かというと。
おそらくタイヤではないかと思われます。
お客様が以前つけられていたのは「ミニバン専用タイヤ」でしたが、
今回は車両の乗り換えも考えてミニバン専用“でない”タイヤを取り付けさせていただきました。
その違いはタイヤの構造であるトレッド、サイドウォール、ベルト、ビードなど様々ありますが、
今回の症状に対してはミニバンタイヤに採用されている「非対称形状」という技術が影響しているのではないか思います。
※あくまで個人の主観になります。
「非対称形状」とは
参照元☆ブリヂストンHP☆
“非対称形状はタイヤの横滑りを抑制、路面との接地を安定させてクルマのふらつきを軽減すると同時に、直進安定性と応答性を向上するため、タイヤの内側と外側でサイド形状が異なる非対称形状を採用”
つまりはタイヤ自体が直進性のサポートを行ってくれている訳なんです。
補正がかかっていたのが、タイヤを変えることによって補正がなくなりハンドルセンターにはっきりと変化として現れたのだと推測します。
他にも車両重量やタイヤ自体の個体差など要因はありますが、やはりここが今回一番大きく影響しているのではないかと思います。
今回のアライメントの事例では改めてタイヤの重要性を再認識させられました。
タイヤがハンドルセンター起因してるのではないかという珍しい事例でした。
(作業はトウを左右1.0ミリずつタイロッドを調整し、ハンドルセンターを補正完了しました。)
この他にも「足回りを変更した」や「車をぶつけた」など様々な要因から、ハンドルが曲がったり、タイヤの偏摩耗が起こります。
そういった症状にお困りの方はぜひ当店にご相談ください。
なおアライメント作業は予約制になりますので、あらかじめご連絡お願いいたします。
タイヤ館 半田山
住所:431-3125静岡県浜松市東区半田山5丁目37番12号
カテゴリ:アライメント調整