アライメント作業事例
こんにちは、タイヤ館半田山の太田です。
本日はアライメントの作業事例をご紹介します。
アライメントとは何か?
アライメントとは“整列”を意味します。
タイヤの取り付け角度(向き)を決定しているのは、
足回り部品であるナックル、ショックアブソーバー、サブフレーム、アーム類などなど多岐にわたります。
それぞれがバラバラのパーツを一台の車として組み立てますので、
組み上げた時点ではパーツごとの個体差や、左右差が出ます。
バラバラの状態からしっかり真っすぐ走れるように、タイヤの角度を規定値に調整(整列)します。
このことをアライメントといいます。
今回の作業事例
お車はこちら、
トヨタのランドクルーザー・プラドになります。プラドとは“平原”を意味します。
オーナー様より「新車の時からハンドルが右に曲がっていてとても気になる」とのご相談です。
実際アライメント測定してみたデータがコチラです。
新車から半年経過とのことです。
プラドは調整可能な角度が3種類あり、上から①キャスター②キャンバー③トウになります。
それぞれの数値を見ていくと、
①左右差はなし、規定値からはややずれている。→車のコンディション的に問題なし
②規定値、左右差ほぼなし。→良好
③左右差が大きい(トータルトウは〇)→今回のハンドル曲がりの原因です。ここについて触れていきます。
トウ(トー)ってどんな角度
“トウは、直進性とコーナリング性能に大きな影響を与えるアライメント数値です。”
またハンドルセンターにも影響が出ます。
車を上から見たタイヤの向きになり、ガニ股がトーアウト、内股がトーインと呼ばれます。
今回のケースですと右タイヤが内股、左がガニ股となり、ハンドルを右に切らないと真っすぐ走らない状態となっております。
おそらく車メーカーの公差範囲内(たしか+-4.0mm)だと思われますので、右は+値、左は-値ギリギリで出荷されたのだと思います。いささかズレが大きい気もしますが、、、。
トータルトウはきれいなのでタイヤの偏摩耗などの悪影響は出ないと思われますが、先天的にアライメントがズレている珍しいケースです。
調整後
「ハンドルが曲がっている」というだけでも様々な要因があり、
日々いろいろと考えさせられます。
今回ケースの他にも「タイヤが偏って減ってしまっている」というご相談が多く、
足回り部品の劣化、外的要因による変形など事例が様々あります。
そういった悩みにお困りの方はぜひ気軽にご相談ください。
作業は予約制となりますので予めご連絡お願いいたします。
タイヤ館 半田山
住所:431-3125静岡県浜松市東区半田山5丁目37番12号
カテゴリ:アライメント調整