スタッフ日記

スタッフがさまざまなテーマでクルマに関する情報をお伝えします。

タイヤの使い過ぎは危険です!!!

2024年5月17日

本日は、タイヤのパンクにも繋がる「偏摩耗」の事を。。。

 

知らない間にあなたのクルマのタイヤもこうなってるかも・・・

 

というこわーいお話。

「タイヤの使いすぎに注意しましょう!」

 

タイヤショップで働いていると、よく目にするのが

 

「タイヤの使い過ぎ」や「異常摩耗」

 

「ひえっ」となる症状だったり、珍しい事象だったり

 

「これ見つかりにくいよな~」と思った事例もありますので

 

その中で多い【片減り・偏摩耗】を中心に

 

ちょっと語っていきたいと思います。

 

それではどうぞ (´ω`)

 

方減りや異常摩耗

 

タイヤの片減り・偏摩耗とは

 

ズバリ。

 

タイヤと地面との接地面の片側のみ摩耗が進行している状態

 

通常、タイヤにかかる負荷は走行条件によって変化し続けていますが

 

とりわけ走行中負担が大きい部分は、より摩耗が進行します。

 

タイヤはすり減っていくのは誰でも知っていることなのに

 

どうして「片減り」は起こるのでしょうか?

 

原因の紹介は次項。

 

片減り・偏摩耗はどうして起こる?
 ダウンサスや車高調を導入した

よくある原因のひとつ。サスペンション交換を行った場合は

 

キャンバー角が変化することがあります。

 

特にタイヤが倒れる方向、ネガティブキャンバー傾向が強くなると

 

タイヤ内側への荷重比率が大きくなるため

 

コーナーリング限界領域ではタイヤ接地圧が均等に近くなり

 

優位性を発揮します。

 

しかし、高負荷のコーナーリングをしない日常走行では

 

常にタイヤの内側への負荷が高くなるので

 

その分、負担のかかる摩耗しやすくなります。

 

タイヤ・ホイールへのダメージによるもの

縁石や車止め、キャッツアイなどに乗り上げると

 

クルマのアライメント角度に狂いが生じることがあります。

 

変化した車軸はタイヤに繋がっているため

 

タイヤの接地角度も変化したまま走行することになり

 

先ほどの「ネガティブキャンバー状態」や

 

進行角である「トー角」にズレが生じると

 

タイヤ接地圧の一部に無理がかかることによって

 

その部分だけ摩耗しやすいい状況になることがあります。

 

サスペンション交換した場合と比べて

 

タイヤ内側だけでなく、外側の片減りも発生します。

 

クルマの経年劣化も要因のひとつ

クルマは様々な部品で動いているため日々劣化しています。

 

特に足廻り、サスペンション周りの部品の劣化は

 

タイヤにも影響を及ぼしやすく、製品劣化による車高変化や

 

ジオメトリー変化などが、アライメントにズレが生じ

 

タイヤの負担になっている可能性もあります。

 

 

タイヤ内側の角は気づきにくい

 

 

タイヤの偏摩耗は見つかりにくいケースも・・・

 

画像のように、車両から外したためはっきりわかるような

 

過度の偏摩耗状態も、クルマについていると気づきにくいんです (´・ω・`)

 

「タイヤの点検は定期的に」とよくお聞きしますが

 

ちゃんと前輪はハンドルを切って、後輪は潜り込んで

 

直接確認することが大切ですね。

 

目視せず、手で触ることは危険です!

 

画像のように、ゴムが摩耗しきって内部のスチールワイヤーが

 

露出しているとしらずに触って確かめようとすると

 

ワイヤーが刺さりケガをする恐れがあります。

 

経験ありますが、結構痛いですよ!(;´Д`)

 

タイヤの摩耗状態は、必ず目視で確かめましょう!

 

 

タイヤ損傷はこんな珍しい例も

 

 

異常摩耗やタイヤの損傷は

 

パンクやバーストにも繋がり怖い事象ですが

 

先ほどの「見つかりにくい異状」の中には、こんな例もあります

 

画像のように、ホイールと接地・密着する「ビード」から

 

無数に突き出しているスチールコード。

 

内部でダメージを追い破損したカーカスのコードが

 

表面のゴムを突き破って露出してしまっています。

 

先述の通り

 

この部分はホイールとの密着面のため

 

ホイール側にもキズをつけているかもしれません。

 

これは今回初めて見た【かなり珍しい例】なんですが

 

走行条件や衝撃によるダメージは、どこに表れるかわからない

 

ことの裏付けなのだと思います。

 

そして

 

タイヤの点検をしていれば、パンクやバーストする前に

 

早期発見できたかもしれませんので

 

皆さんも、タイヤは定期的に点検しましょう!

 

点検は、タイヤビィ・ワークス登別にお任せくださいね (*´ω`)

担当者:きむら