校内職業体験学習(横浜市立菅田中学校)
昨年のことです。
ある方から「池田さんに折り入ってお願いがあるのですが・・・」と相談をされました。
お話を聞かせていただいたところ横浜市立菅田中学校で行われる「校内職業体験学習」にタイヤ館瀬谷として参加してもらいたいと!の事でした。
県内の多くの中学校では2年生になると地元の企業やお店、法人に「職場体験学習」に出向きます。
そこで「仕事とはどういうものか?」「働くとは何か?」「どのような職業がこの世にはあるのか?」などを肌で感じて世の中を広く知る学習を行います。
しかし短い期間でその職場のことや職業の事を理解するのはなかなか難しいのが現状のようです。
実際には本来の目的を果たせず、あまり多く理解できずに終わる生徒さんも多いと聞きます。
そこで今回の「校内職業体験学習」を1年生を中心に行い、理解を深め翌年の「職場体験学習」をより充実したものにしようというのが今回の目的です。
タイヤ館瀬谷としては初めての試みではありましたが、せっかく頂いたありがたいお話ですのでスタッフ全員で準備をし参加させていただきました。
当日は私と岩本店長、美濃口副店長、ブリヂストンの山下氏の4名で中学校1年生を相手にタイヤ館のお仕事、そして車への理解を深めるべく授業を行ってきました。
まず控室に入るとタイヤ館瀬谷以外にも色々な職業の方々が今回の「校内職業体験学習」に協力していまして・・・なんだか緊張感が高まります。
サッカーコーチの方、ジュエリーなどを制作する貴金属装飾の職人さん、美容師さん、警察関係の方、造園業のかた、畳職人のかた、ハンコなどを制作する印章業のかたなどなど・・・
様々なジャンルの職業の方が集まりなかなか盛大に行われていました。
授業開始のチャイムと共に代表の生徒さんが迎えに来てくれまして、教室まで案内してくれました。
教室に入ると生徒さんが大変礼儀よく我々を迎えてくれまして・・・早速授業開始です!
事前に作成した手作りのテキストを使いなるべくわかりやすい言葉で授業を進めました。
最初はキョトンとした表情で聞いていた生徒さん達でしたが、時間が経つにつれて私の話に興味を持ってくれるようになり、最後は質問攻めにあうほどでした。
それにしても、中学校の教壇で授業をする日が来るなんて・・・ 夢にも思っていませんでしたね。
教室での授業のあとは外の駐車場でタイヤ交換の実演とタイヤ脱着体験を行いました。
ここでは岩本店長、美濃口副店長が中心になり、子供たちにリアルな作業風景を見てもらいます。
当日はお店のリフトや機材を持ち込む訳にはいきませんので、出張でタイヤ交換ができるサービスカーを使用して授業を行いました。
突然目の前に現れた馴染みのない機械に、子供たちは興味津々です。
タイヤ交換の実演をしてあげると思わず「お~!すげ~」!と歓声が上がっていました。
今回はタイヤの脱着作業も体験してもらいました。
ジャッキアップした車からタイヤを取り外して取り付けるまでの一連の作業工程を実際に体験してもらいます。
ここでも慣れない手つきで一生懸命取り組んでくれました。
見よう見まねですぐできる子、なかなかできない子、外から見守っていてとても面白かったです。
また、実際にタイヤを触ったり、持ち上げてみたりすることでタイヤというものを身近に感じてもらうコーナーも設けました。
特にトラックタイヤの重さには大変驚いた様子で、「タイヤって意外と重いんですね?」と多くの生徒さんに聞かれました。
約1時間40分の授業を前半後半で2回行いました。
慣れない事を一生懸命やったので終わったころには皆ヘロヘロになっていましたが、子供達へ自分たちの仕事をうまく伝えられたと思いますし、今回のような行事を通じて、我々も自分たちの仕事をもう一度見つめ返すいい機会になったのではないかと思います。
今回お話をいただき、素敵な機会を与えてくださった横浜市立菅田中学校に本当に感謝いたします。
また機会があればこのようなイベントに積極的に参加させていただきたいと思います。
お疲れさまでした。
担当者:池田