サービス事例 / 2012年4月9日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

☆★お願いです!ポルシェを壊さないで下さい!★☆

【ポルシェ 911 メンテナンス商品 パーツ取付 > 足回り関係取付】
2012年4月9日

こんにちは。

桜の花が満開となりましたが、胃が痛くてそれどころではないのは、僕です。

 

先日、ポルシェ996のアライメントを依頼されました。

アライメントを作業したことのある方であれば、わかるかと思いますが、

とてもやりやすく、とにかくキチッとあうし、数字どうりの走りをするので

すごく好きです。日本車もあんな感じで作っていただけるとうれしいのですが・・・

まあそれはそれとして、いつも通りの問診をしてみると

 

 

『タイヤが異常に内減りする。』

 

 

とのこと。

僕らにとっては、これといって珍しい症状ではないですし、

車高も落としておりますので、想定内の範囲のデータを想像しておりました。

 

 

そしてこれまたいつも通り、実走テストをおこなってみると・・・

乗り込んで、駐車場を2メートルほど動かすと、その異常さに気づきました!!

左右のサスペンションの動きの違い・異音・左右での曲がり方の違いなどなど・・・

乗れば乗るほど、違和感が・・・

 

 

すぐにリフトで上げて、確認すると・・・・・驚愕の大惨事に!!!

 

 

まず異音の原因。スタビライザーリンクの締め忘れ!

ここまでの締め忘れに、お目にかかったのは初めてです。そりゃ、鳴るよね。

 

次に左右車高調の寸法の違い。プリロードからブラケットまで

ありとあらゆるところが、左右バラバラ・・・・・。

おまけにスタビの取付位置・長さまで、全く違う!!!!!

 

セッティングを詰めていく段階で、意図的に違わせることはありますが、

実走を重ねて行ないますので、当然、走りに支障が出ることはなく、

よりレベルの高い走行を可能にしていくために行ないますが、

こちらのポルシェは、全くわかってない!!!!!オーナー様をバカにしております!!

あまりの惨劇に、怒りを通り越して、大笑いしてしまいました。

 

 

僕もたいした知識も技術もありませんので、日々是勉強と思い、

日夜、仕事に取り組んでおりますが、こんな仕事でよしとする様な作業者・指導者には

絶対になりたくは、ありませんし、ならない自信もあります。

昨今、この程度の知識・技量で『ポルシェやってます!!』とか

『サスペンションプロショップです!!』といっているところが、

非常に多いと聞いておりましたが、悲しい限りです。

お金を払って、クルマのメリットのみを殺すというのは、僕らにとっては考えられません。

もうちょっと、お客様の立場に立って、すこしでもよくしようとか

思わないのかな~~~。

 

 

 

まあ、そんなレベルの低いところは、相手に出来ませんので、

僕は、僕の出来ることを精一杯がんばっていこうと心に誓いました!!

 

 

 

 

 

・・・・・作業後は、どうなったかって?

 

 

 

 

当然!!バッチリに決まってるじゃないですか!!!

アライメントもビシッと決まって、ポルシェらしく、きちっと走ります。

部品の性能以上のポテンシャルは出ませんが、まさに激変!!!

お客様も駐車場を3m動かしただけで、

 

 

『全くちがいますね!!!今までのはなんだったんでしょうか???』

 

 

僕が聞きたいぐらいです。

 

 

 

 

 

 

お願いです!!!ポルシェを壊さないで下さい!!!

 

 

PS 只今、僕はとっても忙しいので、HPをお持ちの方々。しばしお待ちを。

 

 

 

カテゴリ:#アライメント #その他 

担当者:takeda

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