サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

ランエボX クラッチ交換

2022年3月8日

 

常連様のエボXです。

個人的にこのグレード大好きです。

 

 

 

 

 

今回、クラッチ交換とLSD交換で入庫いただきました。

クラッチ編とLSD編の2回に分けて投稿していきます。

 

 

 

 

クラッチにアクセスするにあたって

周辺のほとんどを外していきます、、、

 

86BRZなどとは別次元の難易度(時間)、、、

 

 

 

メンバーを外した段階です。

これでようやくクラッチにアクセスできそうな気がしてきます。

 

 

 

 

ドラシャも外していきます。

 

 

 

 

上からエンジンを吊るしつつ傾けます。

そしてミッションを外してようやく出会えるのがクラッチさんです。

 

 

 

 

 

今回クラッチはCUSCOのカッパーシングルのディスク、カバーセットを使っていきます。

 

 

 

新旧比較

残り溝はほぼない状態です。

 

 

 

クラッチの奥にあるクランクシールを交換した後

クラッチを搭載していきます。もちろんレリーズも新品に交換です。

ハウジングも清掃して組みなおしていきます。

 

 

 

クラッチを取り付けたらひたすら全て元通りに戻していきます、、、、

見た目は変わりないのでスキップ。

 

 

 

 

 

戻せたらACDのエア抜きという作業をします。

Aアクティブ Cセントラル Dディファレンシャル

 

エボは旋回時に特別な制御が介入しています。(わかりやすく雑な説明です笑)

 

そこに使われているフルードのエア抜きをしていきます。

ミッション周りをバラした際に配管外しているので要エア抜きです。

 

タンクはトランク右手でございます。

 

位置、配管ともに他車種に流用できそうですね。

でも今回の作業でランエボの純正部品は高いイメージがついてしまったので

これもきっと高いのでしょう。。。

 

 

こちらのエア抜きはスキャンツール接続によるポンプ駆動で行います。

アナログなやり方はあるんでしょうか??

 

車内でハンドル切る係

エア確認する係

トランクでフルード足す係

ACD駆動係

3人+スキャンツールでやりました。

 

 

 

これでクラッチ交換は完了ではありますが

メンバー外したので

メンバー位置調整、アライメントの確認をして、完了と言えますね。

 

最終的に4輪アライメント調整しました!