タイヤが黒い理由とは・・・
皆様こんにちは!!!
タイヤ=黒って今も昔も変わらないイメージですが
なぜ黒いのか?ってご存知ですか?
それはタイヤに使われるゴムにはカーボンブラック
という黒い炭素の粒が含まれているからです。
カーボンブラックは、黒色の着色材として、印刷インキやトナー
メイク用品のマスカラ(最近は色素沈着の恐れありで不使用の物もあります。)
などにも使われており、カーボンブラックを混ぜることで黒いゴムができます。
じゃあなんでカーボンブラックが必要かといいますと・・・
タイヤの強度を高めるためなんです!!!
輪ゴムなどのゴム製品は、生ゴムに硫黄を混ぜて加熱することで
強度を高めています。(これを加硫といいます。)
しかし車重を支えたり、エンジンの力を路面に伝える役割を
担うタイヤに使われるゴムには非常に大きな力がかかるため
加硫だけでは十分な強度を得ることができません。
そこでゴムにカーボンブラックを加えることで、ゴムの強度が飛躍的に向上し
タイヤとしての性能を発揮できるようになるのです。
タイヤの黒い色は非常に大きな意味があったんです。
番外編としてカラフルなタイヤもありまして
それがこちら
フォークリフト用の総ゴムタイヤです。
空気が入っていないゴムの塊なのでパンクの心配無し!
このような色にすることにより食品・薬品・化学・自動車工場などの床で
タイヤ痕が目立たず清潔感が保たれるように工夫されているタイヤなんですよ。
タイヤっておもしろいですねー。
カテゴリ:タイヤ
担当者:えむかめ