【日産・エクストレイル・T32】アライメント調整
本日ご紹介するのは日産・エクストレイルのアライメント調整です。
先日、リフトアップコイルを取り付けた車両で、慣らし走行後のアライメント調整を実施させて頂きました。
4輪全てにセンサーを取付け、タイヤの様々な角度を測定します。
測定結果は、フロントがトーイン、リアがトーアウトでポジティブキャンバーでした。
前輪が内股を向き、後輪はがに股でかつタイヤが起き過ぎている状態です。
車高が変わると、これらの要素も同時に変化します。幸い、この型のエクストレイルはこれらを調整する機構が付いていますので、基準値に近づけていきます。
アライメントはリアから調整していきます。この偏芯カムというボルトを回すことで、キャンバーを起こしたり寝かせたりすることが出来ます。
アームが車体側から出たり入ったりすることで、タイヤの向きが変わるようになる仕組みです。
日産の車両にはよくこの偏芯カムが採用されています。
フロントのトーは、大半の車種はこのタイロットを伸縮させて調整します。
ちなみにタイロットとは、ハンドルを切ると動いてタイヤの向きを変えている部分です。
こちらが調整後のデータです。全ての要素を基準値内に収めることが出来ました。
今回のように車高を変えたりしたときはもちろん、日常の走行においてもアライメントは狂うことがあります。
毎日寄るコンビニで毎回登る段差や、毎日通るデコボコ道、駐車場の輪留めにタイヤを当てたりなど、日頃の些細な衝撃の積み重ねで、車の骨格は曲がるのです。
人間と同じで、骨格というものは車にとっても基礎となる大切な要素です。一度も調整をしたことなければ、せめて測定のみでも試してみることをお勧め致します。
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カテゴリ:アライメント
担当者:西中