トヨタ クラウン 200系 エンジンマウント 交換
〇〇様、先日は当店に部品交換のご注文をいただきまして、ありがとうございました!
その後、クルマの調子はいかがですか?
今回作業したクルマは、『トヨタ クラウン(200系) ロイヤルサルーン』になります。
先日、当店でエンジン内部洗浄のWAKO'S『RECS(レックス)』を施工して、エンジンの調子は良くなったのですが、今度は室内に伝わるエンジンの振動が気になるという事で、ご相談いただきました。
走行距離は11万キロを超えている状態で、エンジンとミッションをさせている部品の経年劣化もあると思われたため、今回その部品の交換になりました。
交換の際は、専用の設備が必要になる為、系列の店舗に車両を回送し、作業しました。
店舗到着後、エンジン下部を保護しているパネルを外して、現状を確認し作業に取り掛かります
★ 交換前のエンジンマウント(運転席側) ★
★ 交換前のエンジンマウント(助手席側) ★
運転席側より、助手席側の方がエアコンコンプレッサーや配線関係があり、スペースも狭く難航しそうな感じ… エンジンを専用のジャッキで支えながら、運転席側のマウントは比較的スムーズに交換しました。
★ 助手席側を引きで見るとこんな感じ ★
続いて助手席側に取り掛かります。いろいろ部品を外す必要がありそうですが、とりあえず作業を続行!!
補機類の駆動ベルトを外し、スタビやらコンプレッサーを知恵の輪状態になりながら外してずらし、スペースを作りました。
★ 新品と使用済み品 ★
新品マウント(左側)と交換の為に取り外したマウント(右側)との比較になります。
使用済み品のマウントは、中のゴムが潰れてしまい高さが変わってますね!新品と比較すると矢印の部分に違いがありますよね。
マウント本体に使われているゴムの硬化や潰れによって、このように差が出てしまっています。
★ 交換後のエンジンマウント(運転席側) ★
★ 交換後のエンジンマウント(助手席側) ★
新品のマウントを組み付けていきます。
…が! ここで気を付けないといけないのが、『エンジンの高さが違うこと』! 外したままの高さでは、エンジンが本来の位置より下がった状態になってしまっているので、ジャッキでエンジンを持ち上げて適正な位置に調整し直さないと、マウントが入りません!
という事で、ジャッキのペダルを踏んで、エンジンを持ち上げます♪
上の写真は、無事交換が済んだ後のものです♪
続いて、ミッションをさせているマウントの交換に入ります!
★ 交換前のミッションマウント ★
こちらもジャッキでミッションをさせながら、カバーなどの部品を外します。こちらは、サクサクッと簡単に外せます。(もちろん専用のジャッキで支えられてますからね♪)
こちらが、使用済みマウント(左側)と新品のマウント(右側)になります。
ミッションの重さをこれ一つで支えているので、傷んでることは否めませんね。高さもそれぞれ違いますしね
★ 交換後のミッションマウント ★
こちらも今までは本来の位置よりミッションの位置が下がってしまっているので、ジャッキで持ち上げて適正な位置にミッションを調整し、マウントを取り付けます!
外した部品を元に戻し、試運転をし異音や振動が無いことを確認し、今回の作業は終了になりました。
〇〇様、本日はありがとうございました!
また何かあれば、お気軽にご相談ください♪
カテゴリ:用品取付
担当者:さくらい