サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

最近増えています。BMW 5シリーズ F10 室内水漏れ ステアリング異常点灯

【BMW 5シリーズ】
2020年7月3日

こんにちはタイヤ館多摩境店深沢です。

またまたBMWのお話になってしまいますが最近増えている修理のご紹介です。

こちらの車両は以前ヘッドライト水滴修理をさせていただいたお車になります。

今回はまた別の修理。

雨が結構な量降ったあと、室内が曇ってしまう。そんな症状でした。

まずは確認したのがフロアーマットの点検です。

マットの表面は乾いていました。とりあえずマットをめくってみると裏側がビショビショ!!

なんだこれ!?

しかも、左側の前後マットだけなんです。後でまたお話しますがこちらの車両は右ハンドル車です。

 

室内が濡れてしまうのが確認できたので水をかけて侵入経路を点検します。

発見しました。侵入経路!!

左側のステアリングシャフトキャップ。この部品の劣化が原因でした!!

車には沢山の水抜き穴が有り、そこを塞ぐキャップが沢山使われています。

↑の写真は車両下側から見たところです。

黒いカバーを外すとステアリングキャップが出てきます。この黒いカバーはシールされて

いる為、なかなか外に水が排出されません。

↑の写真で分かると思いますが、ヒビ割れています。ここのヒビ割れが原因ですね。

↑キャップを外して廻りを清掃。ここの裏は室内になります。

なぜここにこんなにデカい穴が有るかと言うと、左ハンドル車だとこちら側にハンドルシャフト

が通ります。そうするとこのキャップは右側に付き、水漏れが右側になります。

新品のキャップを取付。

そして水が浸入してこないのを確認したらフロアーマットの乾燥です。

本当に絞れるくらいの水でした。時間が経ってしまっていたのでニオイも発生。

乾燥させるのが一番時間がかかってしまいます。

そしてここからアクティブステアリングコンピューターを交換します。

コンピューターのカプラーを外すとやはり水が出てきました。

コンピューターを振ったらチャプチャプと音がします。完全にダメですね。

交換後はコーディングが必要です。ここだけは当店でも出来ないので

お付き合いのある車屋さんへ。

 

コーディングが完了したら作業完了です。

 

アクティブステアリングコンピューターは部品が高額です。

できたらステアリングシャフトキャップを予防整備として交換

されることをオススメいたします。

 

k様、本日は当店のご利用誠にありがとうございました。

 

 

 

 

担当者:深沢

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