スタッフ日記

スタッフがさまざまなテーマでクルマに関する情報をお伝えします。

BRIDGESTONE

2012年9月24日

航空機のタイヤが窒素を入れる理由

■400トンの機体を支え時速300キロで走るスーパータイヤ

旅客機のタイヤを間近で見た人はあまりいないと思いますが、直径は1.2m~1.4mくらいで

トラックやバスのタイヤと同じくらいで、幅がちょっと広いといった程度の大きさです。

ただし、空気圧は1200~1400kPaとトラック・バスの約2倍。1本で支えることができる重量は

20〜26トンと約10倍です。

乗客数約500人のジャンボジェット機の場合、燃料を満載した離陸時の総重量は約400トンに及

びますが、それを18本のタイヤで支え、約30秒で時速300キロにも達する猛烈な加速で滑走路を

走り、離陸するための巨大な浮力を作り出します。

いわば超重量物を運ぶ建設車両と、超高速で走るF1の性能を一度に実現したような、この驚きの

パワーの秘密は鋼鉄製のベルトが幾重にも編み込まれた強靭な構造にあります。

■万全の安全対策に欠かせない窒素ガス充填

近年窒素ガスは空気よりも自然漏洩する量が少ないため、空気圧充填の頻度の低減という

メリットがあるということで、乗用車やトラック・バスタイヤにも普及しています。

その窒素ガスを早くからタイヤに充填してきたのが、航空機タイヤです。何百人とい

う乗客の命を預かる航空機のタイヤに、窒素ガスが採用されている理由は、もちろん単に空気圧

充填頻度を減らしたかったというわけではなく、多くの安全上のメリットがあるから

なんですよ!

『窒素』気になってきました!?

是非、当店タイヤ館平までお越しください(*^^)v

担当者:KUBOTA

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