タイヤバースト!原因わ・・・
先日、タイヤがバーストしてしまって1本交換されたお客様のタイヤです。
お客様曰く「イタズラにあってる気がする」「2週間前にも1本バーストした」
ということでした。
イタズラにしろ、他の原因にしろ、はっきりしないとこの先も不安ですよね。
そこで、矢萩先輩と一緒に外したタイヤを見て考察しました。
【画像1】
今回バーストしたタイヤです。路面と設置するトレッド部分が破裂しています。
タイヤの中にあるワイヤーは斜めに張り巡らされているので、
上の破裂部分から、下斜めに破裂している、斜めの範囲が切れたワイヤーの部分
ということがわかります。
【画像2】
画像はちょっと見え難いですが、このタイヤ・・・
なんと2001年製です。今から15年も経ったタイヤです。
スペアタイヤとして積んでいたようですが、経年劣化が激しいです。
また、イタズラで何か刺された(意図的に空気を抜かれた)状態だと
側面に空気圧低下による引きずり痕が浮かび上がってくるのですが、
それは見受けられません。
【画像3】
画像だと分かり難いのですが、このトレッド部分、波打ってます。
スペアとして15年、ゴムが硬くなった状態で走行されたので
ゴムのしなり具合と、ワイヤーの動きがかみ合わず波打ってしまい、
挙句、耐え切れずに破裂したのではないか・・・。
という結果が見えました。
あくまで、推測なのですが、お客様も納得していただけて、
イタズラでないということでご帰宅されました。
2週間前に破裂したタイヤも、おそらく経年劣化していたのが
タイミング的に重なってしまった・・・と予想しています。
タイヤのことなら専門である、私達が納得いくまでご説明いたします。
今回のような件でもかまいませんので、お尋ねくださいね!
担当者:関 裕太