サービス事例 / 2018年1月17日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

200系ハイエース クスコ(CUSCO)フロントスタビライザー&リアスタビバー交換

【トヨタ ハイエース その他 パーツ取付 > 足回り関係取付】
2018年1月17日

シックアブソーバーの次はスタビライザーを交換します。

 

 

今回は車のフラツキを抑えたい!との要望でしたので、必然的にスタビライザーの交換という話になります。

スタビライザーの役割は「車のロールを減少させること」です。

車はカーブを曲がる時、タイヤがしっかりとグリップすればするほど(踏ん張れば踏ん張るほど)遠心力でボディの上部は曲がった逆方向へ傾きます。

スタビライザーはその動きを最小限に抑え、車の揺れを低減してくれるアイテムです。

ハイエースの場合フロントには純正でスタビライザーがついていますが、リアにはついていません。

(リアにスタビライザーがついている車のほうが少ないと思いますが…)

そこで、今回はリアにスタビライザーを装着することで後部座席の方々の乗り心地の不満を改善すると同時に、車全体のフラツキを抑えることにしました。

もちろん、フロントもクスコのものに交換していきます。

 

スタビライザーと言えば「クスコ」!!というくらいメジャーになった青い部品を早速取付け開始です。

 

フロントは簡単に交換できます。

杉山主任が一人であっという間に交換してしまいました。

 

 

続いてはリアのスタビバーを取付けます。

 

 

こちらは取付けるのに多少時間がかかります。

交換方法は

①スペアタイヤを取り外します。(外したほうが作業が楽です)

②Uボルトを緩めてリーフプレートを外し、リーフとリーフプレートの間にスタビを取付けるためのブラケットを装着します。

③シャックルを外してリンク取付ブラケットをシャックルと共締めします。

④最後にブラケットにスタビバーを取付けて完成です。

初めて交換する場合は説明書を見ながらなので、1~2時間程度かかるかもしれません。

 

 

仕上げにアライメント調整を行います。

基本的にショックアブソーバーやスタビライザーを交換しただけではアライメントが大きく狂うことはありませんが、せっかくここまでパーツを取付けた以上、行いたいものです。

車のフラツキがさらに抑えられるよう、キャンバー&キャスターも調整しました。

 

 

最後に試乗をしましたが、ノーマル状態と比べると、車のフラツキ、ロールは劇的に改善されていました。

少しスピードを出して走っても安定感があります。

細かい道でハンドルを小刻みに動かしても、車はあまり揺れません。

一番改善されたのはブレーキング時で、ブレーキを強く踏んだ後のあの何とも言えない不自然な車の動きが本当に小さくなりました。

正直まだまだ改善の余地がありそうですが、お客様の不満はある程度解消されたことと思います。

少しはお役に立てて何よりでした。

ご利用ありがとうございました。

 

ローダウンだけでなく、足回りの様々なご相談を承っております。

お気軽にご相談ください!!

 

担当者:池田

200系ハイエース 玄武(Genb)ショックアブソーバー『CLOUD WALKER ハイパフォーマンスダンパー』交換

【トヨタ ハイエース その他 パーツ取付 > 各メーカー 車高調 ダウンスプリング ショックアブソーバー交換 スポーツブレーキパッド ローター 純正部品各種取付】
2018年1月17日

長年当店をご利用いただいているお客様が200系ハイエースに車を乗り替えられました。

以前お乗りになっていたのは「エスティマ」で、その時はインチアップ&ローダウンをしていただきました。

そんなお客様がライフスタイルの変化に合わせて「ハイエース」に乗り替えられたのですが…

「乗り心地が最悪!!」と不満爆発です。

特に高速走行時の横揺れや、低速時でも車が激しく動くハイエースに、同乗者が乗り物酔いしてしまって仕方がないとのことでした。

確かに上質で快適な車内空間がセールスポイントのエスティマと比べると、ハイエースにそれを求めるのは少し難しいのかもしれません。

それでも、せっかく購入したばかりの車をすぐに乗り替えるわけにもいかないので、まずはお客様自身で何とかしようと思い、17インチへインチアップをされたそうです。

これで少しは走行安定性が向上する!!と思ったそうですが…

実はこのインチアップが逆に車のふらつきを大きくする要因になってしまいました。

 

 

インチアップをすると扁平率は低くなり(タイヤのサイドの部分が薄くなり)ますので、その分タイヤが上下左右に動く幅は少なくなります。

タイヤのたわみやよじれが少なくなり、乗り味も硬くなります。

そうなると車はふらつきにくくなるように思えますが、背の高い車の場合、逆にふらつきを感じやすくなるケースがあります。

ですので、ハイエースのような大きな車になると、タイヤだけで乗り味を何とか改善しようとするのは少し難しいかもしれません。

ローダウンという方法も考えられたそうですが、今回の車の車高は下げたくない!とのことでした。

 

そこで、今回はお客様に「ショックアブソーバー」と「スタビライザー」の交換をご提案することにしました。

この方法ならば、車高を変えずに車のふらつきを抑えられそうだからです。

 

早速ショックアブソーバー選びに入りましたが、ハイエースの場合ショックアブソーバーはローダウンとセットで交換するケースが多いようです。

そこで、ノーマル車高でも使いやすいショックアブソーバーを探すとこちらのパーツが該当しました。

 

玄武(Genb)の『CLOUD WALKER ハイパフォーマンスダンパー』です。

 

 

カタログやHPには…

《標準ボディ専用の減衰特性が、ハイエースをコーナリングマシンへと変貌させる!》

標準ボディ[バン]のみに的を絞った減衰値に設定。ボディ剛性をはじめ、シャシー寸法やトレッド幅を減衰力に反映させることで、リニアなハンドリングを強調しつつ、リアのバタつきを抑えたスポーティなフィーリングに仕上げました。

と書いてあります。

さらに・・・

◎幅広いセットアップを可能にする、減衰力10段調整!

車体のバリエーションによって異なる、車両重量や乗員&積載重量にも対応するワイドレンジの減衰力調整機構を装備。

ショックアブソーバー上部のダイアルで細かな調整ができるようです。

 

 

しかも、製造元は「HKS」で、安心の2年間/4万km保証付きです。


製造元「株式会社エッチ・ケー・エス」の保証制度にもとづき、製造上の原因による不具合が発生した場合に無償での修理を約束。と記載されています。

 

 

これなら安心してご使用いただけますね?

 

それでは早速取付開始です!

 

ハイエースのショック交換は非常に簡単です。

きちんとジャッキアップできればすぐに交換ができます。

 

フロント

 

リア

 

ショックアブソーバー交換はこれで完了です。

あとは車を使いながらダイアルを調整し、好みの減衰力を見つけていただければと思います。

 

続いてはスタビライザーの交換です。

 

担当者:池田

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