サービス事例 / 2017年7月5日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

クラウンHV(AWS210) タイロッド(ステアリングタイロッド)交換

2017年7月5日

クラウンのお客様より「アライメント調整をお願いしたい!」とお電話を頂戴しました。

この日は予約も多くなかったので、「即日作業可能です!」とお伝えし、その後ご来店をいただきました。

 

 

ご挨拶をさせていただいたのち、お車の状況をお伺いしたところ、どうやら縁石にホイールをぶつけてしまい、車がまっすぐに走らなくなってしまったようです。

 

 

すぐにお車をお預かりしピットに入庫させようとしましたが、駐車場からピットに車を移動させるだけで「ただ事ではないな!」とわかるほどハンドルが曲がっています。

メーター周辺にも普段は見かけないような警告表示が出ていました。

 

 

ピットに入庫させてスタッフみんなで確認したところ、どうやらかなり強い衝撃で縁石に当たったようで、ホイールに大きな傷があり、さらに下回りを確認してみると・・・

タイロッドが大きく曲がってしまっていました!!

 

 

自動車の前輪は、ハンドルを回すとそれに応じて角度が変わります。そのハンドルの動きを前輪に伝えている棒がタイロッドでして、このタイロッドが曲がってしまったり、壊れてしまうとハンドルを操作してもタイヤがきちんと動いてくれなくなります。

当然部品の交換と周辺の修理が必要になりますので、そのまま車をお預かりしました。

 

早速曲がってしまったタイロッドを交換してみます。

タイヤから順番に周辺部品を外していきます。

数十分後、タイロッドが無事はずれました。

新品と比べるとその違いは明らかです。

 

 

さらに周辺部品への損傷がないかを調べてみましたが、どうやら今回のケースではタイロッド本体の交換だけで済みそうです。

 

 

その後新品の部品を取り付けて交換は完了です。

 

 

仕上げはもちろんアライメントです!

 

 

データを見る限りそれほど大きな狂いがないので修理はうまくいったようです。

 

 

最後に試走しましたが、全く問題ありませんでしたのでお客様にお返しいたしました。

 

最初はどうなることか?と思いましたが、部品交換で済んで何よりでした。

今後も安全運転を心がけてください! ご利用ありがとうございました。

 

縁石にタイヤ、ホイールをぶつけてしまった!

ハンドルのセンターがズレてしまった!

まっすぐ走らない!

などのお困りごとは当店までぜひご相談ください!

 

担当者:池田