サービス事例 / 2017年2月1日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

テンパータイヤの交換! トラブルにあったらすぐに対処しましょう!

2017年2月1日

テンパータイヤを装着されたお客様がご来店になられました。

「パンクしてしまったのかな?」とお客様と話を始めると、荷台から大きく曲がったホイールが出てきました。

縁石に強く当たってホイールが曲がってしまったようです。

少しくらいの曲がりであれば修復して再使用できますが、ここまで大きく曲がってしまったホイールは交換せざるを得ません。

もちろんお客様もそのつもりでしたので、純正のスチールホイールを注文して取り寄せることにしました。

新しいホイールが届くまで、テンパータイヤを装着した状態で過ごすことになるので、念のため装着しているテンパータイヤを点検しようとしたら・・・ビックリです。

テンパータイヤも残り溝がなくツルツルの状態でした。

どうやら、テンパータイヤを装着したままでしばらく過ごしていたようです。

ご存知の通り、テンパータイヤはあくまで応急用です。(temporary tire の略で、’間に合わせのタイヤ’という意味です。)

一般的にはテンパータイヤを装着した状態で出せる最高速は時速70~80キロ程度で、走行できる距離も100キロ~150キロ程度が限界と言われています。

あまり長く使用するものではありません。

テンパータイヤもこのような状態でしたので、こちらも新しいものを取り寄せて交換することにしました。


本日テンパータイヤと純正ホイールが届きましたので作業を行いました。

テンパータイヤは細く小さいですが、基本的に交換の作業工程は一緒です。

ただし、テンパータイヤは空気圧を420kPa入れるのが一般的です。

薄く小さなタイヤにこんなに空気を入れても大丈夫?とも思いますが、小さいタイヤで大きな車を支えなければいけないわけですから、このくらいの空気圧が必要になります。

純正ホイールにもタイヤを装着して元どおりになりました。

お客様も「これで安心して乗れる!」と一安心でした。

ご利用ありがとうございました。


パンクしてしまった場合や何かトラブルに合われた場合はなるべく速やかに修理を行うことをお勧めします。

確かに時間的な問題や費用的な面でそうもいかない方も多いと思いますが、後回しにしてしまうと、第2、第3のトラブルに見舞われることもあります。

まずは専門店にご相談いただき、一番いい方法を教えてもらうといいと思います。

何か困ったことがございましたら遠慮なくご相談ください。


担当者:池田